2024年01月01日

移転?のご案内


waka_craft_men_qr.png

昨年の1月にインスタグラムを始めてみたら、これがとても性分に合って続けています。

毎日とはいかないまでも、このブログ『陶房日報』と同じように日々のことをアップしています。

そんな訳で、すっかりこの日報の更新は滞ってしまいましたがまあ、これも時代の移り変わりということでしょうか。

移転とはニュアンスが違うようには思いますが、今後はインスタグラムをご覧いただければ幸いです。

スマホの方は画像のQRコードから。
PCの方は https://www.instagram.com/waka_craft_men/ から。

アカウントをお持ちでなく見られない方には、申し訳ありません。

posted by かまなりや at 16:43| お知らせ・ご挨拶

2023年01月01日

 かんれき


新年明けましておめでとうございます。

img_20230101.jpg

本日、晴れて60歳になりました。1963年(昭和38年)元日の真昼間、東京荻窪病院でおんぎゃぁとこの世に推参して以来60年、十干十二支がひと回りし、シニアの仲間入りです。還暦を迎えての実感は『人生は恥の上塗り』であり、人としての未熟を思い知るばかりであります。

4年前に家族で熟考の末栃木県の益子町への移住を決断、良い物件に巡り合い家族はいち早く引っ越しし、私は横浜と益子を行き来しながら陶芸指導の仕事を続けてきました。然し乍ら、今年は私も春をめどに生活の基盤を益子の家に移します。家人にはもっと早く地方移住を決めればよかったのにと言われ、決断力と実行力のない自分を情けなく思いながらも、機が熟すのを待っていたのだと正当化しています。

人工知能研究者の黒川伊保子氏によれば、脳科学の観点から人間の脳を装置として見ると7年周期で発達の節目があり、56歳で成熟し以降判断に迷いがなくなり60歳からが非常に機能的になるとのこと。そう云われてみれば益子への移住を模索し始めたのがまさに2019年56歳の時、黒川氏の学説を当てはめれば私はこれから上り調子に他ありますまい。と、またもや後付けで正当化して自己肯定しちゃいましょう。

若林和正60歳、今後は肩の力は抜いて自分の為に自分らしく生きる所存です。

posted by かまなりや at 16:57| 哲・考・生

2022年08月01日

 うめぼし2022


今年も梅干しの干し上げ作業が始まりました。折りしも関東は熱中症アラートが発令される猛暑、待ってましたとばかり昨日7/31の午前中に干し場を整え、まずは小梅から並べました。

F4B1CD06-B1A8-4961-89C7-5D21C7E3D12B.jpeg
炎天下、麦わら帽子を被って焦熱に耐えながら放射状に整頓すること凡そ2時間。我ながらよく頑張ったものだと得意になって家人に伝えると、「日陰で並べてから干し場に移せば楽なんじゃないの?」といかにも尤もなことを言われ、そうかなぜそこに気が付かなかったものかと若干反省しつつも、一途な自分を肯定してきれいに並んだ小梅の様子を見ながら飲む麦茶は実に美味しく感じました。
424D8A55-A2CF-4453-87A2-5DAC69281203.jpeg
こちらは干してすぐの状態、ふっくらとしています。干すことで水分を飛ばして旨味を凝縮するとともに、長期保存するための強度をつける作業と解釈していますが、この方法を考えた先人の知恵には毎年感服することしきりです。
7D728802-6D1B-462D-BEDB-2E0DC6AB0F78.jpeg
こちら今日8/1日中ほぼ一日干し上げた状態です。しんなりと痩せて、良い感じの表情になりました。あともう1日、裏返して干して完成です。暑い暑い夏ですが、暑いからできる保存食作りをしていると夏の暑さも受け入れることができます。

益子では田んぼの稲も稲穂が出て、吹き抜ける風に揺れる姿はそれはそれはきれいです。秋には美味しい新米ができるでしょう、そうしたらお釜で美味しいご飯を炊いて、今年の梅干しでいただきましょう。

posted by かまなりや at 17:46| 梅干し・漬物・保存食

2022年05月30日

 みんげい


益子春の陶器市も無事に終わり、黄金週間連休明けの繁忙に紛れて「あっ」と気がつけば早5月も終わろうとしています。日毎に更新頻度が間伸びしているこのブログですが、辞める気はありませんので気長にお付き合い願います。
7F96DFF2-E4CB-48B3-A94F-55EE90519C71.jpeg
画像は益子の若手作家高橋歩惟(たかはしあい)さんの職人魂を感じる五寸皿です。径はピタリ15cm、微妙な誤差はありますが下の画像を見ていただくと分かる通りビタっと揃っていて重ねも申し分無し。色違いを2枚づつ6枚購入した画像上から灰立て釉単味、右は見込み白化粧外側に黒釉、左は化粧刷毛目に飴釉、何れも所謂民芸様式の作風ですがキチッとした仕事に惚れ惚れします。

AA2553F3-FF56-4E64-9CF6-9DD985EC04FB.jpeg
今年は民芸100年に当たります。時代が変わって民芸という概念も成熟し、今では陶芸の一様式として認識されたように思います。柳宗悦さんが提唱した『職人が日々たくさん作る物に健康な美が宿る』という当初の概念は100年という時間を経て『作家が意識的に民芸様式を咀嚼して表現する健康な美の一様式』に進化したと思います。高橋さんは島根県のご出身、出西窯で修行された後に益子で修行し、民芸様式を踏襲して作家活動をしておられます。

昨今、きれいに重なる安価な陶器は100円ショップや新興の家具屋さんで山積みで売られています。鋳込みという成形技法が確立されて工業的にコストを抑えて作れるようになりました。この技術革新も頗る歓迎すべきものですが、職人さんが手間暇をかけて作る手仕事にどうにも心が動かされてしまいます。子供の時分からお団子を焼く職人さんや、鯛焼きを焼く職人さんなどの手仕事を飽かず眺めていたものですが、今でもお酒を嗜みながら動画サイトで職人さんの手仕事を見るのが大好きです。

民芸はそうした手仕事の尊さ美しさを見事に芸術に昇華してくれた様式だと思います。若い方がこの路線を進むことを心から応援しつつ、その中からまた新しい美意識が成熟する未来を切望して止みません。

posted by かまなりや at 19:14| 焼きもの

2022年03月29日

 さくらさくら


D2427580-BCEF-4575-902B-6AE6E7196D32.jpeg

長く寒かった冬が明けて、春が訪れて、横浜では桜の花も満開になりました。

にもかかわらず、心はすっきりと晴れません。その原因は言うまでもなく、大陸で始まった戦争が気掛かりだからに他なりません。大国が大軍をもって小国を蹂躙するさまを報道で見るにつけ、悲しみに暮れ、気持ちが沈みます。

人間の歴史は即ち戦争の歴史です。そして歴史は繰り返される… 第二次世界大戦終結から続いた平和は70年そこそこで終わってしまうのでしょうか?

いや、そんなことはありますまい。人間は好戦的で情けない生き物であることは歴史が物語っていますが、北方の大国の侵略行為の勃発からひと月間の欧州及び各国指導者の皆々様の結束を見るに、どうしてどうして人間も捨てたものではありません。

ウクライナで被害に遭われている皆様へ、日本横浜より心よりお見舞いを申し上げます。

posted by かまなりや at 07:17| 哲・考・生

2022年01月01日

 謹んで御慶申し上げます。


E15BA675-8EDE-4FFB-9C73-775482803F91.jpeg

明けましておめでとうございます。

今年のお正月も栃木の益子で迎えました。横浜よりうんと寒いのですが、暖房をしっかりと焚いてあったけぇ正月を過ごしております。良いお天気ですが北風が強く、日光の山々は真っ白に雪化粧しています。

暮れに搗いたお餅を、昨年市貝町の笠原産業さんで焼いていただいたクヌギの炭でじんわり焼きました。炭が良いので、とても美しくふんわりと焼きあがりました。このお餅をお雑煮にしていただきましたが、頗る美味しくて、なんとも果報な元旦の朝でした。

さて、元日生まれのお目出たいわたくしは本日、59歳になりました。還暦の年齢まであと1年となりました。自営業に定年はありませんが、60歳になったらば仕事のやり方を変えていこうと思っております。横浜と益子の二重生活の比率は現在横浜8割益子2割の二八状態ですが、2023年には5:5くらいにもっていき、いずれ生活の場は栃木県に移し、その上で東京・横浜との関りを模索していこうと思っています。今年はその準備期間ですので、仕事の仕方、各教室の日程の調整、非常勤シフトの見直しを断行していこうと思います。

さてさて、どんな一年になりますことやら、今から楽しみです。

posted by かまなりや at 14:27| お知らせ・ご挨拶

2021年12月31日

 おおみそか


5B5CF8B8-2974-4D37-A8A6-C4491F41D07D.jpeg

今年も無事にお餅搗きが終わり、新年を迎える準備が整いました。

2021年はやはり、窮屈な一年でした。それもこれも感染症のおかげですが、ワクチンも2度接種して感染もせずに過ごせたことはある意味、僥倖と言って差し支えありますまい。

6月に父が他界し、本来なら喪中なのではありますが86年の生涯を全うして逝った父は大往生であったと思います。ですので、お餅搗きはいつも通り友人家族に協力してもらい、賑やかに執り行いましたし、ひいお爺さんの代から代々年末に行ってきた行事ですので父もきっと許してくれることでしょう。

2022年もまだまだ感染症とのお付き合いは切れることは無く、更にきっと色々な事があるに違いありませんが一つ年を重ねて厚みを増した自分を表現できるように、謙虚に精進したいと思うものです。

皆様にとりましても、来る2022年(令和4年)が輝かしい年となりますことをお祈り申し上げます。

posted by かまなりや at 00:00| お知らせ・ご挨拶

2021年11月22日

 サトイモ


A4E6DDF3-E38C-4F72-93AB-1F26E65B285D.jpeg

今年の里芋を掘ってみました、まあまあ良いデキです。

画像右から親芋、小芋、オレンジの手箕に乗っているのが孫芋。親芋は食べませんが小芋孫芋は食用にします。小芋からずいぶん葉が出てしまって少し芋が硬くなってしまいましたが味は上々。調べてみると小芋の葉は出てきたところで芽欠きをするのだそうです。長いこと芋を育てていますが知りませんでした。不勉強でお恥ずかしい限りです。

6C5A6D68-AE03-46A0-9D84-FD351E7BC45B.jpeg

3株ほど掘ってこれだけ採れましたのでまずまず満足です。今年の夏は長雨で気を揉みましたが、里芋は熱帯の原産で雨を嫌うことがないのでうまくいったのでしょう。この冬、大事に食べて種も取り、来年も蒔きつけて育てましょう。

果報果報。

posted by かまなりや at 16:54| Comment(2) | 修理・営繕・庭仕事

2021年10月17日

 ざっそう


今年の夏は『とびひ』に罹ってしまい、実に痒い思いをしました。皮膚科に2軒も通って治療しましたが完治まで3ヶ月ほどもかかり、難儀しました。そして今年は横浜、益子の2軒の家の草取りに翻弄された年でもありました。

3D9437C3-0C4C-4CC3-89F5-DE701A8A3844.jpeg

暑い中せっせと庭先の草を取り、畑や駐車スペースは機械で‘シャリシャリと狩り、裏の道路端には除草剤(環境負荷の低い物)も使用しました。でも、小一月も経つとまたモリモリ生えてきます。徒労感を感じつつも草の名前ぐらい覚えてやろうかと、名前を調べてみると雑草にもきちんと名前があって中々その同定作業は楽しいものでした。

画像の草は『長柄小蜜柑草:ナガエコミカンソウ』どこにでもある雑草です。草の名前はひどいものもありますが、名前を覚えるとそれなりに植物としてささやかな愛着も湧くものです。では、私がこの夏覚えた草の名前を列挙します。気になる人は検索して個体を識別して下さい。

カタバミ、コニシキソウ、スベリヒユ、ノゲシ、オヒシバ、メヒシバ、ハキダメギク、ノボロギク、メマツヨイグサ、ヒメムカシヨモギ、ワルナスビ、アメリカセンダングサ、イノコヅチ、コミカンソウ、だいたいこんなものです。元より知っていたナズナやタンポポ、ドクダミ、スギナといったポピュラーなものも合わせるとけっこうな数になります。

今の時季はセイタカアワダチソウが綺麗な黄色い花を咲かせていますし、これからオナモミなどのいわゆるひっつき虫も実をつけます。草はどちらかというと嫌われ者ですが、それは人間の勝手な都合。名前を覚えることでそんな十把一絡げにしていた雑草達も個性のある個体に見えます。秋が深まって草達も休みますし、しばらくは草取りの心配もありません。

来年の夏にはまた草との戦いですが、それまでにまた一つでも多くの名前を覚えてあげましょう。

posted by かまなりや at 18:17| 修理・営繕・庭仕事

2021年09月05日

 十郎干し上がり


207EF22A-3B7F-47C1-B484-4BA211D9CFF9.jpeg
小梅に続き、十郎も無事に干しあがりました。小梅を干し終えてから雨続きで、中々干せずにジリジリしていましたが8/26からまた猛暑が再来し、三日三晩夜露にも当ててしっかりと干しました。太陽の力も強く、イイ〜ツラ構えになりました。

D952B96A-4043-4FFA-9002-733A0A47BBFC.jpeg
干している間は朝方の返し作業以外特にすることはないのですが、とは言え突然の雨が来る栃木は気が抜けず外出はできません。そこで日中は草取りに明け暮れていましたが、いやぁ暑い暑い。汗だくになり喘ぎながら草取りに取り組みました。おかげで日暮れに飲むビールの美味しいこと美味しいこと。

2D002737-EE54-4393-BC1D-A8649EC6F612.jpeg

さてこれで今年の梅仕事も終了です。お天気と睨めっこでの日取り選びはじれったかったですが、今年も良い梅干しと梅酢ができました。秋から販売を開始します。

さて、ひとまずこれで私の夏は一区切り、これからはゆっくりと夏の終わりと秋の訪れを楽しもうと思います。

お天道様に感謝!!

posted by かまなりや at 17:16| 梅干し・漬物・保存食

2021年08月22日

 小梅干し上がり


4D99F893-4B8B-4BBF-9044-D0BC736AF731.jpeg

27F41B76-E31F-4A0D-BF90-F80C5776939A.jpeg

今年の梅干し仕事はまず、小梅が干しあがりました。8月10日、11日の猛暑の日にすかさず天日に干して、きれいに完成をしました。このあと前線が北上し、栃木益子も涼しいくらいの時雨れ模様が1週間も続きましたが、うまい具合に滑り込みました。

今年もほぼ等間隔に並べ、干し笊3枚に均等に配置をしました。多くの方が、ここまでするか?と、この並べ方に驚かれます。確かにこんなに均等に並べなくても梅干しはできるのですが毎年きれーいに並べて日に当てないと気が済まず、美しく整列した梅を眺めているとこの上なく幸せです。

C2F219B6-2E35-4FCB-9413-2C7DBABADA6A.jpeg

93FA459F-FA70-43A5-9047-615298EA0F9B.jpeg

さて、もう一種類『十郎梅』も干さねばなりませんがお天気が芳しくなく二の足を踏んでいます。今日22日から今月一杯、私は益子に滞在します。次の晴れ間を狙ってキリッと干しましょう。

posted by かまなりや at 15:01| 梅干し・漬物・保存食

2021年08月01日

 はっぱ


C1115212-BDFC-4007-9F24-FEEB55CB316A.jpeg

先月、発芽を確認したソメイヨシノの挿し木は更に25日を経て、新しい葉が出ました。今のところ一本ですが他の木も枯れずに育っています。

暑いさなかではありますが、新葉は青々として美しく可愛くて仕様がありません。まずはこの焦熱の夏を、水を切らさず育て上げ秋に葉が落ちたら冬を越しましょう。この冬越しが大きなポイントになると思いますが、来春の発芽に漕ぎ着ければ小さな挿し木も立派な『苗木』と呼べましょう。

毎日眺めて励ましつつ、水やりをしましょう。

posted by かまなりや at 11:51| 修理・営繕・庭仕事

2021年07月07日

 はっこん


6FECD1EA-5368-4A87-87AC-AD0915257FF3.jpeg
5月の中頃に挿し木をした染井吉野の苗の発根が確認できました。5本挿した鉢の全ての苗にしっかりと根が出ていました。今日はひとまわり大きめのポリのポットに入れて赤玉土を足しました。今使っているポットはそのまんま土に植えても良い生分解性の高い鉢だからです。これを使うと一度抜いて植え替える手間が省けます、が、ぼんやりしていると溶けてバラけてしまいます。

2B4F6DBC-6C6F-4F7C-86AD-2960B3C8D19C.jpeg
しっかりと根が出て、はみ出している様子が見て取れます。さてさて、これをしっかりとした苗にするまではまだまだ目を離せません。まずはこれからの夏を水を切らさず育てて、秋に来年の芽をつけて葉が落ちたら、厳しい冬を越さねばなりません。

696FFA82-40F6-4ABD-89FA-BC385B6C09EB.jpeg
園芸家の生徒さんから聞いた話では、根が出ると嬉しくてすぐに植え替えたくなるものだけれど、2年ぐらいはこのままの小さい鉢で育ててしっかり根が巻いたくらいのところで植え替えてやるのがいい、とのことでした。大先達のアドバイスをキチンと踏まえて実践いたしましょう。

先ずは一安心です。

posted by かまなりや at 18:09| 修理・営繕・庭仕事

2021年06月06日

 うめぼし2021


D19EB5AC-ECBE-4E77-B1C2-B74B4FB39BB7.jpeg
今年も、梅干し仕事が始まりました。5月19日に小梅を漬け込み、6月2日に十郎梅を塩漬けにしました。春が早かった分、梅の完熟も早かったようで昨年より10日ほども早めです。今年も昨年同様織姫小梅10kg、十郎梅(小粒サイズ)10kg漬け込みました。

1861D47F-0F8E-40B8-8989-8DF3971989A0.jpeg
今年も干し作業は益子で行います。年々歳とし天候不順で参りますが、干し物はお天道さん頼みなので文句を言ってばかりもいられません。与えられた環境で最善を尽くしましょう。生ではとても食べることのできない」梅の実を立派な保存食にした先人のご苦労に比べれば、我々のしていることは小さな心配事。気象予報と益子の夏の空をよく眺め感じて干しあげましょう。

今年も梅仕事ができることに、感謝! 

発売は10月を予定しております。店舗販売はしておりませんので、直接お問い合わせ願います。
utsuwaya@gmail.com
080−5442−5882

関連記事 うめぼし2020
関連記事 じゅうろう

posted by かまなりや at 08:34| 梅干し・漬物・保存食

2021年05月16日

 さしき


996999A1-4E74-414A-A0EE-6977CF9C3FB7.jpeg

昨年挑戦したソメイヨシノの挿し木を今年もチャレンジします。

昨年は発根はしたものの、冬越しに失敗して敢えなく枯れてしまいました。今年はきちんと冬を越して強い苗にして育てたいと思います。

今年は5本、桜の幹の程よい場所から枝を取りました。

うまくいきますように。

posted by かまなりや at 10:19| 修理・営繕・庭仕事

2021年04月28日

 は な

1FAAF71C-C4AB-47CE-8A78-FF887E636EEB.jpeg

KENMOKU春風市での展示が無事に終わりました。広々とした空間をご提供いただき、ゆったりと大物小物取り混ぜて展示することができました。今回の展示は鎌倉での個展『わかてん』で展示した貝殻焼締めの物だけを整然と並べました。大きな作品は品物だけ並べてもなんだか間が抜けているので(それだけ作品に力が無い…)家人に花をいけてくれろと頼んだらば、何と、KINTAさんの奥様が手ずから生けこんでくださいました。

DB119C1E-7AA3-4E85-B3D9-754A827C0A3A.jpeg

花材は益子の山から切った季節の野花、大きな花器ですがゆったりと枝物をいけてくださいました。貝殻焼き締めの花入れは植物を本当によく受け止めます。作り手の器量の乏しさも信楽の土味と貝殻の光沢が補い合って、新葉の緑がそれはそれは鮮やかに映えました。伸び伸びと枝を伸ばすようにいけてくださった花人MIYUKIさんの感性で、まるで幹から枝が伸びているように見えました。

展示は終わりましたが、そっくり自宅に持ち帰って玄関に飾ってあります。しばらくはこのまま楽しみましょう。

KENMOKU春風市は、5月も毎週土日に開催されます。都市部では自粛ムードではありますが、巣篭もりで気持ちが塞いでいらっしゃる方は、マスク着用の上、マシコに足をお運び願います。

posted by かまなりや at 17:40| 焼きもの

2021年04月12日

 はるかぜいち


益子町、見目陶苑さんの『KENMOKU春風市』に出展させていただきます。

私若林和正は陶器の展示、女将若林りえ子は鎌倉enの岩本薫さんとのコラボお洋服の展示即売+お弁当販売という多角的な出展(店)です。

EC0232E8-AC0E-4C2E-A966-ADA3E7DA66A5.jpeg

5C89B985-325B-40BA-AAF9-58425E0854B8.jpeg

8434F661-1908-4364-AA8E-C4FC41081DDB.jpeg

B16B680F-B53E-4646-9903-37A70407E1B2.jpeg

窯元さんのロクロ場であったギャラリー『土空間』に、広々と展示をさせていただきました。使い込まれたロクロ場の板張りの床に、貝殻焼締めの作品がとてもしっくりと馴染みました。私の展示は4月17(土)18(日)24(土)25(日)4月第3第4週末の土日4日間です。

益子は今、新緑がとても綺麗な季節です。雑木山の芽吹きは心が晴々とします。都市部では、まん延防止等重点措置が発令されていますが、コロナ対策おさおさ怠りなくいたしまして、皆様のお越しをお待ちしております。

とは言え、くれぐれもご無理のないようにお願いいたします。

主催者:見目木実(けんもくこのみ)さんのFacebook

益子町観光協会イベントサイト

posted by かまなりや at 22:07| 焼きもの

2021年03月31日

 ちゅうかめん


2608019C-7D73-4E6C-8AFF-9369C9B46ABD.jpeg

やろうやろうと思いつつ、中々手が回らなかった中華麺の研究に着手しました。今までついつい後回しになっていたのは、かんすいの使い方が今一つ腑に落ちなかったことと、業務用の液体かんすいは容量が多く、使いきれずに無駄にしてしまった経験から敬遠してしまっていたという経緯があります。然しながら最近は使いやすい粉末かんすいが小ロットで売られており、通販で手軽に買えます。以前は専門店まで出向いて買っていましたが、良い時代になりました。

今回はうどん用の小麦粉、栃木県産のイワイノダイチ250gで試作しました。低アミロースのイワイノダイチはモチモチ感が特徴の淡い黄色みを帯びた中力粉です。中華麺は強力粉で撃たれることが多いですが、中力でも打てないわけではありません。目指すは岩手釜石『新華園』の極細ちぢれ麺、業務用の大型製麺機(いわゆるバラガケ)は持っていないのでパスタマシーンを使って打ちました。

小さな手動のパスタマシンでも機械打ちは機械打ち、加水率は40%、手打ちでは少ない加水ですが機械打ちでは多加水の部類に入ります。塩とかんすいは、試作なのでごく標準的な分量を添加しました。水廻し、複合、圧延、と生地を鍛え、細い切り刃で切り出し、手揉みで縮れをつけました。

打ったのは一昨日、今は冷蔵庫で熟成しています。今日の昼にラーメンにして食べましょう。

いよいよ、中華麺も自作します。暑くなったら冷やし中華も始めましょう。

posted by かまなりや at 08:22| そば・うどん・麺類

2021年03月24日

 はたけ


6EA61FFA-EF21-4BA2-BB5C-EC8F7398DF03.jpeg
崩れてしまった薪をきれいに積み直しました。原因は土台部分のブロックが薪の重みで沈んでしまい、全体に手前に傾いてしまったことです。土台を補強し、上に向かって少し奥行き勾配をつけてきっちり積みました。

B34E226A-8B2E-49CF-A75E-2D4EB22EB785.jpeg
薪の前の地面が少し空いていたので、里芋畑を作りました。今益子はコブシが満開で、芋の植え付けには最適機とされています。本のひと畝、種芋にして12個分だけですが蒔いておけば秋の楽しみになります。

E80FF724-9142-4EA2-81EC-4152EDE446AB.jpeg
お隣のニワトリが手伝ってくれました。

グラッツエ!トリちゃん。

posted by かまなりや at 17:55| 修理・営繕・庭仕事

2021年03月22日

 まきづくり


726E941A-F7AB-487B-94E3-2EA70CD9A01E.jpeg

お彼岸の中日、所謂春分の日にお手伝いの若い衆に集まってもらい、薪割り会を決行しました。若い力の集結でほとんどのクヌギ丸太は1日で綺麗に割薪と成り、見事に納屋の壁際に積み上がりました。およそ軽トラック4台分、一台350kgとして1400kg=1.4トンの薪ができました。これでしばらくは安心です。

昨日は雨ということもありまた体中がゴキゴキの筋肉痛で休みました。いっときは暴風雨になり、恐ろしいほどでしたが益子の古民家もこれといった被害はなく、一夜明けた今朝は曇ってはいましたが雨は上がり、気温も平年並みで穏やかな朝でした。まだあちこち傷む体を騙し騙し、どれどれ綺麗に積み上がった薪を拝むべいと納屋の裏に回って愕然としました。バッサリと崩れています。 ( ´Д`)あぼーん画像

折角みんなで割って積んだのに…皆さんどうもスミマセン。

後日、きちんと積みなおします。

posted by かまなりや at 17:14| 修理・営繕・庭仕事