
焼くと縮んで一割ほど小さくなりますから、27pほど
の浅鉢になるでしょう。これに酸化鉄で絵のように字
を書いて緑釉を掛けます。いわゆる青織部です。
本来なら美濃のそれも五斗蒔あたりの土を使うのが本道でしょうけれど、
私は信楽の砂目の土で織部も焼いちゃいます。少々混血ですが、同じ
日本の土でありまた、滋賀と岐阜はお隣り同士でもありますし、土と釉
の相性は良いのですからそれほど邪道でもありますまい。
大きな作品は、ゆっくりとロクロが回るので穏やかな気分で作れます。
五月のスタート、おおらかなロクロ挽きをして良い気分です。