2013年07月16日

 ふうりん


 今日は一日涼しくなって、随分過ごし易い日で
 した。とは言え、先週の暑さが尋常とはいえず
 今頃の時期ならこれくらいだろうというところ。
 風が吹いて、釣り忍の江戸風鈴が良く鳴ります。

江戸風鈴は秋の虫の声を模して涼やかさを演出する意図があり、硝子
の切り口がヤスリで細かく荒らしてあります。チーンチーンとサスティ
ナブルに鳴るのではなく、ちりりちりりと断続的に音色を響かせます。

風流で良いものですが、集合住宅などでは忌避される向きもあるようで
万事世知辛くなったものだと、一抹の寂しさも感じずには居れません。
私も、南部鉄器や江戸風でない風鈴の長く響く音は耳障りだなと感じま
す。やはり風鈴はちりりと切れ切れに音がするのが風流です。

長屋の暮しが団地、マンションなどに変わっても隣近所のお付き合いは
芯の部分では変わらずにあってほしいものですが、時代が変われば古い
ものや考えは通用しなくなるものでしょう。物が足りて、心が貧しくなるの
は世の常と諦めるのも癪ですので、自分の中の尺度は古き良きものを
捨てきらずに、中庸しながら生きる指針としてみましょう。

posted by かまなりや at 16:28| 哲・考・生