2014年05月26日

 とうせい


 家人が松本の古道具屋でおもしろい
 陶器を買ってきました。瀬戸焼の四
 角いバットですが、土味は荒く作りも
 並、はて何に使ったものだんべぇ・・・

早速、調べてみました。これは戦時中に作られたものらしく
写真の現像用のバットのようです。四隅の一か所が片口に
なっていて液を戻しやすくなっています。そして側面の角に
染付けで 『瀬537』 という妖しげな番号が書かれています。

何やら軍事目的の物かと思いきや、これは統制番号といっ
て製造品を政府が管理するための番号だとか、この番号の
入った陶器を統制陶器というそうです。戦時中で何もかもが
配給だった時代の遺物でしょうが、珍品陶器蒐集家には興
のそそる逸品です。

今や写真現像も滅びつつある時代ですし、統制番号なんてぇ
のも歴史の遺物でしょうけれど、この陶器は長く後世に残る
のでしょう。今でも土器が出土するくらいですからね。

焼き物は腐食に強いのです、陶製ですからね。

posted by かまなりや at 17:28| 焼きもの