
すが、亡き杉浦日向子さんの命日を
前に、思い出したように杉浦さんの
本を引っ張り出して読んでいます。
江戸物随筆は数多ありますが、講談社から出ているお気楽
随筆三部作が軽〜く読めて痛快です。時代考証とは一線を
画し現代人杉浦日向子と編集者の森山氏が体当たりでレポー
トする体験随筆べらんめい調。
三部作の内、今読んでいるのは 『呑呑草子(のんのんそうし』
何かにかこつけて現地取材をしつつ、美味い酒を呑むという
お気楽企画ながら、そこはそれ杉浦氏の慧眼がただの紀行
文とは一線を画した味わいを醸し、読者を飽きさせることは
ありません。
杉浦日向子さんが他界してこの22日で満九年、早いものです。
杉浦さんの本に興味のある方はぜひ手に取ってみて下さい。
2006年に私が作った杉浦さんの本の紹介サイトがあります、
完全非公式、勝手連アップですが、杉浦ファンとして気合を
入れて作りました。古い記事ですので所々リンク切れがありま
すがご容赦願います。