2014年07月15日

 ましこやき


 昨日、新宿の京王デパートに、益子焼
 『清窯』 大塚一弘さんの作品展を観に
 行って来ました。平日で道が空いてい
 て、ずいぶん近く感じました。

画像は 『糠釉ぐい呑み』 口径二寸二分、高さ二寸の、実に
頃合いのぐい呑みです。糠釉は正式には糠白釉(ぬかじろゆう)
といいます、益子の地ぐすりでも、とてもポピュラーな白い釉。
益子でも地元の原料を使わない作家が多い中で、大塚さんは
出身地でもある益子の陶材を尊重した生粋の窯元さん。

ともすれば益子焼は、素朴な実用陶器といったイメージから
抜け切れず、野暮ったいものに陥りがちですが、きちんとデザ
インをした上で高いロクロ技術で薄く挽き、格好良くて使いやす
いものを創造していられます。でも、手を入れすぎれば値段が
高くなってしまうところをギリギリ押さえて販売している姿勢に
も頭が下がります。 このぐい呑み、友箱で 3,000円でした。

ぐい呑みのほかに七寸の盆皿と、六寸の取り皿を買ってきました。
今日はこのぐい呑みで、先月岩本薫さんから頂いた『〆張鶴』の
吟醸をいただきましょう。肴は好物 『お魚ソーセージ』 お安い!

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posted by かまなりや at 17:06| 焼きもの