2015年09月13日

 完走感想




とーっても面白い本でした! 三浦しをんさんの 『風が強く吹いている』 久々に夢中になって小説を読み耽りました。

ストーリーは、無名の大学陸上部の仲間がたった10人で箱根駅伝をめざすと云う、マンガのようなあり得ない設定のスポ根ものですが、それを練りに練ったプロットと作者の筆力で、ぐいぐい読者を引き込み、10人それぞれのキャラクターを上手に絡めて走ることの意味をも考えさせるという伏線がいっぱいの実に心憎い秀作です。特に駅伝ファンには各コースでの要所が端的に見どころになっているのが嬉しく、選手の心理や緊張や息使いが手に取るようにわかります。駅伝に詳しくない人には分かりづらいところもあるかと思いますが、読めばきっと箱根駅伝が好きになること請け合いの物語です。

後半は、物語のテンポの良さと走るキャラクターの速度に引っ張られて活字を追うのが加速してあれよあれよと読んでしまいました。暮れになって駅伝気分が盛り上がってきたら再読してみましょう、次はゆっくりと行間を楽しみながら読んでみましょう。

来年1月の 『第92回箱根駅伝』 まで、あと 111日 です。

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posted by かまなりや at 18:44|