2018年04月21日

 いしわりざくら




岩手に行っている家人から盛岡の『石割桜』の画像が送られてきました、よく咲いています。巨岩を真っ二つに割って咲く桜は樹齢360年といわれていますが、何とも不思議な光景です。一説には落雷で割れた岩の隙間にいつしか桜が芽を出してここまで大きくなり、木の成長につれて割れ目も広がってきているとか。

浅田次郎さんの時代小説『壬生義士伝』の中で主人公の吉村貫一郎が郷里南部の寺子屋で『南部の侍だれば、石っこさ割っで、天晴れ、花っこ咲がせで見ろ』と子供たちに諭す台詞が思い起こされます。小説は著者の創作ですが、その時代から盛岡のこの地に石も桜もあったであろう事は想像に難くなく、今の時代に至るまで脈々と岩手の人々の心の拠り所になっているのは、関東者からすれば羨ましい限りです。

岩手にご旅行の際にはぜひ、石割桜のある盛岡地方裁判所へ足を伸ばしてみてください。

posted by かまなりや at 00:00| 時候・紀行・鑑賞