2018年10月31日

 蓑




今月の芋乃市場も無事に終了しました。ご来場下さった皆様、ありがとうございました。今月は新そばをご提供することはできませんでしたが、皆さん美味しいと言って下さり、職人冥利に尽きるお言葉にとても励まされました。

裏庭の柿の木に今年は数えるほどしか実がならず、寂しいなぁと思いながらも味の良い実を毎日一個ずつもいでは食べています。今朝採った実にはミノムシが付いていて、ああもう冬篭りかと、虫の準備の周到さに感心しつつ、枝にぶる下がっていれば安心な物を採っちゃってやれやれ可哀想にと木に戻してやりました。昨今ぐっと個体数の減った虫ですので無事に冬越しをして来春に立派なミノガに羽化して欲しい物です。

さて、来月の芋乃市場からおそばが新粉になります。益子産の『常陸秋そば』は香ばしいナッツのような香りと甘みが抜群です、ぜひともご賞味いただきたいところ。

11月の芋乃市場は26日月曜日から、詳しい情報は10日前後にアップいたします。

posted by かまなりや at 00:00| 芋乃市場

2018年10月28日

 ねんどばん




画板ならぬ粘土板を新調しました。と言っても、5mm厚のベニヤを寸法に切ってヤスリ仕上げをしただけです。今まで使っていたものが随分老朽し、ささくれてきたので使う方々がトゲでも刺せばいけません、特にこれから保育園の教室が目白押しですので尚更です。きれいな新しい板で早速明日から保育園を廻ります。

久しぶりに木工仕事をして、良い気分でした。

posted by かまなりや at 00:00| 修理・営繕・庭仕事

2018年10月27日

 あきふく




秋土用に入り、晴れた夜空に見えていた十三夜の月も欠け始めました。巷ではすっかり日本に定着しつつあるハロウィンのお祭りで仮装する人々の話題が聞かれます。横浜の片田舎新井町でも、商店街などでは仮装をしてお店を廻るとお菓子がもらえるといった趣向を凝らし、スーパーでは店員が仮装などをしていて盛り上げている模様。未だハロウィンにアレルギーを感じる身には馴染みにくい風習ですが、子供の仮装などを見るとついついかわいいな、などとも思ってしまうのは少しずつ慣れてきているのでもありましょう。

さて、陶房かまなりやでは芋乃市場開催中です。昨日、アトリエenの岩本さんの秋服も並び、良い雰囲気になりました。ハロウィンチルドレンはご遠慮申し上げたいところですが、大人の皆様のお越しは大大歓迎、いいものを並べ、美味しい麺を打って皆様のお越しをお待ちいたしております。

posted by かまなりや at 00:00| 芋乃市場

2018年10月25日

 隼人瓜




いよいよハヤトウリが出回り始めました。これが出てくると秋も本番です。熱帯の原産で、一株に100から実を付けることから千成瓜の異名を持つ植物ですが、これの糠漬けは頗る美味しいのです。早速今朝糠床に埋めました。

気温が下がって漬かるのに二晩ほどかかるようになってきましたので食べられるのは明後日ですが、良い具合に漬かったら芋乃市場のお食事で付け合せにお出ししましょう。

楽しみ、楽しみ。

posted by かまなりや at 18:00| 梅干し・漬物・保存食

2018年10月24日

 新そばは。




明日から、今月の芋乃市場が始まります。もう、北海道の粉を扱うおそば屋さんでは新そばが始まっていますが、残念ながらウチはまだ新粉になっていません。ウチが取り寄せている製粉所の栃木県益子産『常陸秋そば』は、今月に刈り取り、新物は11月からの発売なのです。と、云う訳で今月はご辛抱をいただき、来月には新粉でご提供という運びになります。でも、がんばって打ちますので、何卒御賞味の程、よろしくお願いいたします。

秋が深まって、虫たちともおさらばですねぇ。ありがたいような、さみしいような。

posted by かまなりや at 18:34| そば・うどん・麺類

2018年10月23日

 うどんふみ




今月の芋乃市場用のうどんを打ちました。まだ、新しい粉は出回ってはいませんが(小麦粉は初夏に収穫してから熟成期間を経て秋に新粉を製粉するので、出回るのは年末から年明け)取り寄せたばかりの挽き立ての粉なのでとても良い香りです。気温が下がって加水が少しずつ多く必要になり始めましたが、ウチの麺は多加水ですので粉が欲しがるだけ水を足して按配していきます。そしてしっかり踏んでグルテンを作り、コシを出しています。

昨今、踏まずに打つという方法を推奨する方々も見受けますが、私は踏んでから少し寝かせて(業界ではグルテンをほどくと言う)時間をかけるやり方で続けてきましたので、そのやり方を続けますが手間を省いても旨い物ができるならばそのやり方も否定するものではありません。古い川柳に『売れるほど地団太を踏む慳貪屋』というのがあります、けんどんやというのは麺類を商うお店屋さんのことらしく、売れれば売れるほど踏み踏みしている様子が伺えて可笑しい一句です。ウチのうどんも飛ぶように売れて、毎日地団太を踏んでみたいものです。

今月の芋乃市場は25日(木)から、皆様のお越しをお待ちいたしております。

posted by かまなりや at 18:13| そば・うどん・麺類

2018年10月22日

 やもり




小さなヤモリが薪ストーブの中に入り込んで、窓に貼り付いていました。どこから入り込んだものか、この小さな生き物からすればこんな鉄の箱は隙間だらけで、侵入も容易かったことでしょう。中は灰だらけで少々燻り臭いでしょうけれど、外敵から身を守るにはしっかりした要塞です。ただ、もう少し季節が進むと中は灼熱の炎に包まれますのでヤモリが住むには適しますまい。

ストーブに火を入れるまであとひと月くらいでしょうか、それまではこのまま住まわせてあげましょう。その後は屋根裏にでも引っ越して上手に冬を越して下さいな、とりあえずそれまでは家賃も負けておいてあげましょう。そのかわり、しっかり家を守って頂戴ね。

posted by かまなりや at 19:02| 自然・花・虫・鳥

2018年10月19日

 むさしゆ




小岩の武蔵湯さんへ行ってきました。初めて伺うお湯屋さんですが2016年に改装され、とてもきれいな銭湯でした。ペンキ絵は田中みずきさんの富士山、そっとお湯の富士くんも書き込まれており、田中さんには珍しくサインまで入っていました。

お湯は軟水で、ぬるっとした良いお湯。普通と熱めの2種類浴槽があり、どちらも良いお湯加減でした。駐車場がないのが残念ですが、近くに60分200円というコイン式パーキングがあるので、ゆっくり入れます。

また伺いたい銭湯です。

posted by かまなりや at 00:00| 養生話・献血・湯屋

2018年10月18日

 ふなむし




骨董趣味の生徒さんから、じわりと漏るんだよねぇとご相談を受けた備前焼の花入れです。食器用の防水財を施してみましたが、どうやら縦にヒビが入っているらしく防水剤では止まりそうもありません。でも、中々珍しい形の花入れですので写真を撮らせていただきました。この形は備前では『船虫』と言います。瀬戸内の片上湾が近い備前伊部の里らしい造形です。両脇に付いたもにょもにょした造形がフナムシの形を象徴しているのでしょう。

控えめにかかった胡麻(灰が溶けた自然釉)も何となく虫っぽくて愛らしい逸品です。そんな有機的な備前にぽんと一輪秋の野花でも挿して眺めるのも乙な物でしょう。良い物を見せていただきました。

posted by かまなりや at 16:29| 焼きもの

2018年10月17日

 こひき




長野県泰阜で作陶している工房草來舎さんの作品展を観に、品川へ行ってきました。女房も時間が合うというので夫婦連れ立って横浜から京浜急行快特であっという間に品川着。ちょうど大越さんご夫婦もいらっしゃり、更に懐かしい人とも会うことができて、ちょっと楽しい時間を過ごしてきました。

画像は展示会で買い求めた『粉引き』のぐい呑みです。折り良く長野須玉遠藤酒造の清酒『渓流』の純米があったので自作の片口でお燗をし、大越さんらしい端正なロクロのぐい呑みできゅーっといただきました。頗る、美味でした。年々、無駄を削いだ作風になっていくようにお見受けするお二人の仕事ですが、釉薬の工夫から化粧がけ、また登り窯という薪窯の仕事はいよいよ年季が入って作品に渋みが増しているように思います。

飽きの来ない品物を生むのは難儀なことですが、このぐい呑みは正にそういうお仕事。長く使うことでしっくりと使う側の手と口に馴染み、化粧の地に雨漏りの景色なども表出して、こなれてくることでしょう。それまで、じっくりと座右に置いて楽しみましょう。そうしてこちらが歳をとるとともに器にも時代が付いてきたら、若さん好みということで桐箱を誂えて、作家さんと私とで仰々しく箱書きなどしたためて、鑑定団にでも高く売りましょうか。

うっしっしっし。

posted by かまなりや at 18:50| 焼きもの

2018年10月15日

 林 檎




長野在住の両親からリンゴが届きました、品種は『シナノスイート』その名の通り甘さが売りのりんごです。お昼の食後に一つ剥いて食べてみましたが、いや〜、甘い。多くの方がこういった甘い品種を好むのでしょうけれど、甘い物がとんと不調法な私には少々甘すぎるように感じます。

しかしながら、定年後の棲家として信州を選び、齢80を超えて北アルプスの麓で過ごす両親からの地場産林檎の差し入れに思うことは、『ありがたい』の一言です。

posted by かまなりや at 17:44| 水・酒・食材

2018年10月14日

 いなば




最近気に入って常食している焼き鳥缶、メーカーはいなば』さん。画像はタレですが、塩もよく買って食べています。いくつものメーカーが発売している定番缶詰ですが、私のお気に入りはこの『にこごり感』焼き鳥のつゆがしっかりとゼラチン状になって肉にからみ、口の中でジュワっと溶けて広がる感じは堪りません。

ちょっと前の記事でタイシリーズも紹介させていただきましたが、今回も言わせていただきます。

いなばさん、いい〜仕事です。

関連記事 2018年5月5日 カレー缶

posted by かまなりや at 00:00| 梅干し・漬物・保存食

2018年10月13日

 くつした




今朝の関東横浜は、涼しいを通り越して肌寒くなりました。顔に似合わず冷え性の私は堪らず靴下を履きました。ここ10数年来夏冬問わず、ずっと5本指タイプの靴下を履いていますが、これが出始めた頃には5本指を履いていると決まって『水虫ですか〜?』と、からかわれたものです。最近は5本指靴下も市民権を得て、お洒落なタイプも見受けますし女性の方の着用も増えて、出先で靴を脱ぐ際にも堂々と履いてゆけます。良い時代になりました。因みに私の足は、莫迦の大足28cm幅広偏平足、人差し指出っ張りのギリシャ型です。

あの猛暑はどこへやら、すっかり陽も短くなって、秋ですねぇ〜。

posted by かまなりや at 18:05| 時事・私事・家事

2018年10月10日

 なまぬか




暫く仕入れていなかった佐渡島産のコシヒカリを仕入れました。玄米での仕入れですので精米の必要があります。そこで、都筑区の農協の直売所のコイン精米機へ持って行って(ここは2台の精米機があって効率が良い)米を搗いてきました。副産物として米糠が貰える(まあもともと自分の物なのですが)ので、糠取り用(糠ハウスという)の窓口から糠を掻き出して持って帰ってきて量ってみると3kgありました。20kgの米を七分搗きにして白米が18kgでしたので1kg多い計算です。多分前の方の分が少し残っていたのでしょう、儲ーけ。

秋から冬の野菜が美味しくなりつつありますので、この活きの良い生糠を糠床に足して美味い漬物を漬けましょう。

posted by かまなりや at 18:22| 梅干し・漬物・保存食

2018年10月09日

 とうごう




先日益子で見た風景。

信号待ちをしているトラックの荷台に、むき出しの陶土がどさりと山積みされていました。いかにも『陶郷』といった風情があって、運転席からiPadでパチリと写真を撮りました。

いつ伺っても、ホッとする町です。

posted by かまなりや at 18:08| 焼きもの

2018年10月08日

 にきろ




ギンナンの実を洗って干しました。昨日半分、今日また半分、都合2kg超の収穫となりました。先日、拾って集めただけで二の腕(暑かったので半袖で作業していた)と、顔の一部(右目の下と左の耳たぶ)がひどくかぶれてしまったので、昨日今日はきっちり長袖にマスク手拭いで顔も守りました。それでもまたもや右目の上にプチュッと汁が飛んでしまったので「げげえっ」と叫びつつ慌てて洗いましたが、きっと只では済まないでしょう・・・症状は2日後くらいから顕著になります。

兎に角、患部は痒くて痒くて、お酒を飲んだり、風呂に入ったり、寝ていても血行が良くなると猛烈な掻痒感に悶絶します。ついつい掻いてしまうと患部は水泡状になり、破れてじくじくになって荒れてしまいます。顔は必死に堪えていますが指の間などはボリボリ掻いてしまい、ひどい状態になっています。勿論、そういった場合でも塗ることのできる薬(ドルマイコーチ軟膏)を塗ってはいますが、痒さは格別なものがあります。

さて、ここまで苦労して出来上がったギンナンの実ですから、仇や疎かにはできません。今月の市場では袋詰めして販売いたします。大粒で良い実ですので、焼いて、揚げて、はたまた茶碗蒸しや炊き込みご飯、炒め物などに美味しくいただけます。どうぞ皆様、横浜新井町のギンナンをお召し上がり願います。

posted by かまなりや at 20:10| 修理・営繕・庭仕事

2018年10月07日

 かたづけ



台風24号の大風でボツキリ折れてしまったイチョウの木。一週間経ってしまいましたが、やっとこ片付けました。チェーンソーを引っぱり出し、燃料を入れてエンジンをかければこれが中々かからず(しばらく使っていないといっつも始動に難儀します)やっとこかかったエンジンを吹かし吹かし枝と幹を少しずつ捌いて片付けました。


今日は久しぶりに30℃越えの夏日になっちゃったので暑くて嫌でしたが、かぶれるのも嫌なので(実は先だての銀杏拾いでしっかりかぶれた・・・)びっしり長袖、ゴム手袋、マスクに手拭いでぐるぐるになりながら汗だくになって仕事しました。

1時間半ほどですっかりヘロヘロになりました。道具は重いし、足は上がらないし、若い頃は一日中山仕事の親方と山に分け入って枝打ちや伐採をしたものですが、思えばあの頃は20代、歳相応にヘタって来ていても不思議はありますまい。ともあれ、倒木の始末はつきました。後は折れた木の傷口の養生ですが、今日はもう草臥れたのでお仕舞い。

数日後に(若い頃は翌日だった)筋肉痛に悩まされそうです。

posted by かまなりや at 16:47| 修理・営繕・庭仕事

2018年10月03日

 つけカレー




久方ぶりに平沼の角平さんで、おそばを手繰ってきました。

今日は定例の献血をしてきましたが、今月はHLA適合の依頼は来ず、心持ちしょんぼりと献血ルームへ赴いたのですが、運よくトリマの新型での採血となり、しょんぼり気分は吹き飛びました。新型はトリマ特有のガタガタ音が抑えられており、機械の色も淡いピンク基調になって女性的な印象でした。看護師さんの穿刺も心地よく、およそ60分の血小板成分献血をストレス無く済ませてきました。

そんな良い気分で久しぶりに角平さんの暖簾をくぐると、昼時間にもかかわらずお店は空いていて、お店のおすすめ看板メニュー『つけ天』のバリエーション『つけカレー』を堪能してきました。基本的にはつけカレーに蕎麦湯は出てこないのですが、注文時に蕎麦湯を出していただけますかと花番さんお願いをして美味しいカレー南蛮も平らげてきました。(割り物がないとつけカレーのつゆを飲むのは中年オヤジにはちと濃ゆいのです)

大満足でお店を出て、いつもなら暖簾の下がったオモテの写真を撮るところですが今日はウラの写真を撮ってみました。(実はこちらの方が大通りの交差点に面しているのです)店名はありませんが、横浜通の人ならばこの画像ですぐにお店の名前がわかることでしょう。角店繁盛とは言ったものものですが、正しく老舗の繁盛店であり長くこの地に根を下ろしているこのお店は、思わず手を合わせたくなるような有り難ささえ感じます。

いつまでもここに、この佇まいで在り続けてほしいお店です、ごちそうさまでした。

posted by かまなりや at 20:29| そば・うどん・麺類

2018年10月01日

 24 号



チャーミーなどという可愛い名前に似合わず荒れ狂った台風のおかげで、昨夜は生きた心地がしませんでした。ガウガウ吹く風で家は揺れ、静かになってやっと安心して寝たものの起きてみれば銀杏の木が半分倒れていました。


中ほどから枝分かれした2本の太い幹の片側がボツキリ、家側に倒れなくて良かったわいなどと考えながらも、かわいそうに残った側の傷口もかなり大きめですので枯れやしないかと心配です。


おかげでギンナンの実がごっそり落ちて、ほんの30分ほど拾っただけでバケツが山盛りになりました。今年はとても多く実を付けたので楽しみにはしていたのですが、まさかこうなることを予見してたくさん種をつけたのかと思えば、植物の力をたのもしく思うと同時に、まだまだ今年は何かありそうだぞと疑心暗鬼に駆られます。今日はできませんでしたが、倒れた木は切って片付け、裂けた幹にはバイキンが入らないように養生してやりましょう。

自然の力は凄いものですねぇ。

posted by かまなりや at 18:37| 修理・営繕・庭仕事