
田植えから一月半、益子の田んぼの稲はもうこんなに大きくなりました。すっかり青々と茂った稲田は6月の風に揺れてとても清々しく、梅雨の雨をとても喜んでいる様に見えます。
思い起こせば一年前の今日は急性喉頭蓋炎で緊急入院し、4泊5日病院で過ごしたものです。今年も疫病のお陰で巷はまだざわついている様ですが、日本の田んぼは健康にすくすく育っています。子供の頃は母の田舎浜松で夏を過ごすことが多く、ミカン山に囲まれた田圃の周りで駆けずり回っておりました。浜名湖が近いのでトンビが多く、トビの鳴き声を聞きながら歩く畦道の匂いが大好きでした。夏にはきっとあの田んぼの匂いが楽しめることでしょう。
湿気の多い長雨も暑い夏も人間にとっては楽では無いですが、稲にとっては格別の気候、秋に美味しいお米をいただけるようお付き合いしましょう。あとは昨年の様な台風が来ないことを祈るばかりです。