2023年01月01日

 かんれき


新年明けましておめでとうございます。

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本日、晴れて60歳になりました。1963年(昭和38年)元日の真昼間、東京荻窪病院でおんぎゃぁとこの世に推参して以来60年、十干十二支がひと回りし、シニアの仲間入りです。還暦を迎えての実感は『人生は恥の上塗り』であり、人としての未熟を思い知るばかりであります。

4年前に家族で熟考の末栃木県の益子町への移住を決断、良い物件に巡り合い家族はいち早く引っ越しし、私は横浜と益子を行き来しながら陶芸指導の仕事を続けてきました。然し乍ら、今年は私も春をめどに生活の基盤を益子の家に移します。家人にはもっと早く地方移住を決めればよかったのにと言われ、決断力と実行力のない自分を情けなく思いながらも、機が熟すのを待っていたのだと正当化しています。

人工知能研究者の黒川伊保子氏によれば、脳科学の観点から人間の脳を装置として見ると7年周期で発達の節目があり、56歳で成熟し以降判断に迷いがなくなり60歳からが非常に機能的になるとのこと。そう云われてみれば益子への移住を模索し始めたのがまさに2019年56歳の時、黒川氏の学説を当てはめれば私はこれから上り調子に他ありますまい。と、またもや後付けで正当化して自己肯定しちゃいましょう。

若林和正60歳、今後は肩の力は抜いて自分の為に自分らしく生きる所存です。

posted by かまなりや at 16:57| 哲・考・生