2014年10月06日

 せりけい


 今日は午前中閑を拵えてお彼岸に行
 かれなかった墓参りに行くべぇと思っ
 ていたら、ファンフォン台風のおかげ
 ですっかり予定が狂ってしまいました。

午前中怒涛のごとく降りしきった雨はお昼前には上がり、事な
きを得ましたが改築したばかりの工房は床下浸水してしまいま
した。以前にも一度こんなことがありましたが、そうそうあるもの
ではありません。それだけまとまった雨が降ったということなの
でしょう。

午後から気を取り直して鶴見のお墓へ出かけ、帰路横浜西口に
回って今日まで高島屋で開催している芹沢_介展を見てきまし
た。型染めの実物を見るのは初めてで、その色使いと配色の好
ましさに感心しつつ、肉筆の絵や書などがあるかなとの期待は
敵いませんでした。

民芸派作家の、柳宗悦民芸論に依りかかった徒党は大嫌いです。
『民衆が大量に作る作品に健康な美が宿る』 とした民衆工芸論に
個性一杯の個人作家が同調できる道理がありません。況や人間
国宝になったり、文化勲章をいただくなどもってのほかの矛盾。
ですから私は民芸一派ご連中のことを評価していませんが、個々
の作品は大好きです。(これこそ矛盾か? 否、絶対評価です。)

民芸に依りかかった作家も、各地の職人芸も個々に鑑賞すれば
地域に根差したとても美しい手仕事が多いものです。まとめて
括ろうとするから無理が出るのであって、情報・流通が加速する
現代社会だからこそ、一つ一つ丁寧に解釈するべきなのだと思い
ます。無理にくくらなくても日本の風土が生んだ美技であるとい
う背骨は共通しているのですから。

(凡庸な自分の仕事は棚に上げて・・・画像は愛用のいろは風呂敷)

posted by かまなりや at 17:12| 時候・紀行・鑑賞