2014年12月15日

 うつし


 都筑区のおそば屋さんから、薬味皿
 とつゆ徳利のご注文をいただきまし
 た。今お店で使っているものが馴染ん
 でいるので似せてほしいとのご要望。

一般的な陶器作家ならばコピーなどは請け負わないのでしょ
うが、職人気質はこういう仕事も興味津々、元の器の絵付け
の筆がとても達者で 『写し』 を作ると良い修行になると思い、
喜んで引き受けました。本歌を焼かれた作家さんは現在は製
作活動をしていないのだそうです。

この手の絵付けは筆にスピードが必要です。トロトロ書いて
いると線が鈍くなりますので、面相筆に絵の具を含ませたら
しゃっしゃと走らせます。薄墨もサッとひと筆で書くのが肝要、
もっさりしているとデロッとした嫌味が浮いて出てしまいます。

益子の皆川マス大先達のようにはいきませんが、元絵を損な
わない程度に自分らしい絵付けができたように思います。
おかげで、とても良い勉強ができました。

しっかりと還元で焼いて先方にお届けいたしましょう。

posted by かまなりや at 19:15| 焼きもの