2015年08月24日

 じ き




暦は処暑を過ぎ、夕方には随分涼やかな風が立つようになりました。今日などは晩酌もお燗酒です。さて、この湯呑み、鎌倉の蔵を改造したギャラリーで粗品に頂いたものですが、気に入ってもう10年以上使っています。ギャラリーはもう閉店してしまいましたが、蔵は確かまだ残っていたと思います。

焼き物屋ですから色々な陶器を持っていますが、普段使っているのは割り合いと磁器が多いです。白くて堅牢で軽いのが好きなのかもしれません。でも熱〜くつけると持っていられないのが焼き締まった磁器素地の弱点でもありましょうか。

日本人は陶器が好きです。よごれやすく、割れやすく、実に弱点の多い陶器をこれほど好むのは不思議ですが、その不完全な脆さに美を見出す日本人特有の美意識があるのでしょう。変化するものの良さは四季の移ろう美と共通するものを感じますねぇ。

秋が近付いています。

posted by かまなりや at 18:20| 焼きもの