2016年06月11日

 み み




週2度出向く東京江戸川区の事業所のはす向かいに気の利いたパン屋さんがあります。ここはとても庶民的なベーカリー屋さんで、買い物をするとパンの耳をサービスで呉れます。会計の際に 『耳下さい』 と自己申告で云わねば呉れないので、髭面の中年オヤジとしてはちょっと恥ずかしいのですが、M知事並みにセコイ私は顔を赤らめつつも胸を張って耳を貰い受けてきます。

この耳に、軟らかなうちはマヨネーズなどを塗り、硬くなったらスライスチーズをのせて焼き、さらに硬くなったら揚げて食べると実に美味いです。昭和世代には、パンの耳はちょっとしたB級グルメ並の御馳走です。廃棄食品が問題化する現代、ともすればパンの耳も産業廃棄物として大量に廃棄されることに心は痛みます。24時間いつでも温かいものが食べられるサービスを提供していること自体が異常なことのように感じはしますが、この流れを止める術も持ちません。

せっせと貰ってきては食べ、もしも食べきれないようなら、乾燥させてパン粉にして保存しましょう。獲った命はそれが動物でも植物でも微生物でも隅々までお腹に納めて消化しなければ生き物として後生が良くありません。物の豊かな時代に感謝しつつ、余さず平らげることにしましょう。

それでももし余るようなら、鳥や虫や菌類の力を借りて、土に帰してやりましょう。

posted by かまなりや at 18:00| 水・酒・食材