2016年06月23日

 せ ん




骨董に造詣のある生徒さんが面白いものを見つけたと持ってきてくれた小さな碗です。煎茶碗ではなかろうかと思う薄づくりの磁肌に唐風の絵付けがとても軽やかに描かれています。高台の内側には永楽の文字、さてどこの物でしょう。

一目、京都っぽい焼き物ですし、永楽の銘を見るに京焼きの永楽保全の流れと考えたくなりますが、作風が少し違うようにも見えます。パソコンで調べても同じようなものは出てきません。感覚的ではありますが、どうも国焼きでは無いような気もします、もう少しつぶさに調べてみましょう。

然しながら、この絵付けの 『線』 の細さと速さ、そして画の上手さには目を瞠ります。小さな器の中にまるで会話が聞こえてくるような知的な人物をサラリと描く手練れに唸りました。こんな器で、良いお茶(お酒)をちょっと飲むのは実に、趣味のイイことですな〜。

posted by かまなりや at 20:04| 焼きもの