2016年07月13日

 かんげん




ウチの窯は、ほとんどの場合 『還元焼成』 です。一言でいえば燻べ焼き、窯の中の一酸化炭素濃度を上げた状態で焚きます。計測機器が無いので、原始的ではありますが色味穴から出る炎の大きさと煙突から出る煙の量で雰囲気を判断して焚いています。

先日、益子の大塚一弘さんから、「あまり煙を出さなくても窯圧をきちんと上げてやれば還元はかかるし、燃料費も抑えられる、色味の炎は青い色」 という、目から鱗の落ちるお話を聞きました。いつだか岐阜の窯屋さんにも同じようなことを聞いたことがありますが、これはチャンスとばかり根掘り葉掘り質問をしました。気さくな大塚さんは丁寧に疑問に答えて下さって、とても勉強になりました。が、実践はなかなか難しそうです。前回の窯で意識してみましたが、どうも呉須の発色が釈然としません・・・

理屈では、窯内の一酸化炭素濃度4%で還元、8%になると強還元ということですが、計測機器を持たない身には経験則が全て。窯ごとに課題を設定して実験を繰り返しつつ、窯丸ごとしくじらないように経験値を上げていきましょう。

教わるのは簡単ですが、技術として身に付けるまでには時間がかかります。やはり、一生学習です。

posted by かまなりや at 18:14| 焼きもの