2016年11月03日

 ぬりもの




長く使っているお味噌汁用の御碗がだいぶ痛んできたので、新しいものを探していましたが中々気に入るものが無く、昨日東京へ出たついでに合羽橋を歩き回ってようやっと気に入るものを見つけて買って来ました。材は栃、塗りは確か山中塗だったと思います。(店主の説明をぼんやり聞いていたもので)薄く挽かれた木地で軽く、ほんのり赤味のある漆がとても品よく仕上がって、てらてらしていないのが気に入って(珍しく夫婦で意見が一致)求めました。

早速今朝、お味噌汁をよそっていただきましたが大変おいしかったです。かの北大路魯山人は 『器は料理の着物だ』 と仰っていますが、正にその通り、良い器に盛るとお料理はとてもきれいになります。普段の味噌汁もちょっとお洒落をしてぐっと汁前が上がりました。

大事に扱って、長〜く使いましょう。

posted by かまなりや at 17:31| 数寄・骨董・道楽