2017年05月20日

 き




朝の連続テレビの舞台が茨城だそうです。テレビを見ないので、ついこんな書き方になってしまいますが、出演者の木村佳乃さんの 『いばらぎじゃなくていばらきです。』 という台詞が感動的だったとか。20代の頃、茨城県には5年ほど農村留学しましたので、茨城のお国言葉は概ね理解しています。北関東のお国言葉には濁音が比較的多いのに茨城の 『き』 が、『ぎ』 と濁らないのには留学当時にも疑問でした。例えば、若林は、わがばやしといった具合に軽い鼻濁音に訛りますし、日常とてもよく使う 『いかっぺ(いいね)』 は、いがっぺと濁ります。個人差はあるもののほとんどの方がこう発音します。いばらきにしてもぎに聞こえる方も多いので、暫くはぎだと思っていました。が、茨城の人々は自県愛からこの 『き』 問題に関してはきっぱりとした矜持を持っていらっしゃるように感じました。相手の立場になって考えてみれば、自分の住む神奈川が、『かなかわ』 なのに、かながわと発音されたらきっと神奈川県民も 『かながわじゃなくてかなかわです。』 と言いたくなるでしょうし、東京の方々にしても茨城県へ行って 『あれぇ、おめぇらとうぎょうからきだのげ?』 と茨城弁で尋ねられたら、『とうぎょうじゃなくてとうきょうです。』と、いいたくなることでしょう。

東京生まれ横浜育ちの私はお国言葉に憧れがありました。5年という短い期間でしたが、茨城に住んでそういったお国言葉に触れることができたのは幸甚でした。近所の方々には、まだまだだっぺなと言われましたが、本人は同時通訳ができるほどに体得したと思っております。茨城へご旅行の際の通訳はぜひご用命ください。

今日もあづくなっぺなこれぇ。きいつけていげよ〜。んで、まだな〜。

○ 画像は、住まわせてもらっていた分校跡地の胡桃の木の孫木、だいぶ大きくなりました。

posted by かまなりや at 00:00| 時事・私事・家事