2017年10月27日

 えつけ




先月、品川で開かれた友人ご夫妻の作品展で買ってきたマグカップ。もう長くお付き合いさせていただいている長野県泰阜村の『工房 草來舎』さんの作品です。絵付けはご主人の大越慶さんの手によるもので、茶目っ気たっぷりの電車の染付けがクスッと一笑を誘う楽しい作品です。

こどもの時分、荻窪界隈に住んでいましたので、中央線の線路踏切へ行って電車が来るのを待つのが好きでした。オレンジ色の中央線や、黄色の総武線、たまに『特急あずさ』などが通ると無邪気に手を振ったものです。熱心な鉄道ファンではありませんが、電車を見るのは今でも好きで、このカップを見ているとあの頃の気持ちを呼びおこされて何だかホッとします。

陶磁工芸は、用を美徳とする風潮があって、使ってこそその器物が生きるなどといわれますが、どうしてどうして眺めていてホッとするこういう器も良いものです。

見て楽しく、使って嬉しいカップ。草来舎さん、いい〜仕事です。

posted by かまなりや at 00:00| 焼きもの