2017年11月03日

 かくうち




先日、阿佐ヶ谷へ行った際に小粋な酒屋さんを見つけました。場所は南口商店街パールセンター青梅街道寄りの一角です。清酒、ワインの種類が豊富で、分けてもビールの在庫はビツクリの酒屋さんです。そして、お店の奥には立ち飲みのコーナーその名も『裏の部屋』があり、お店で買った好みのお酒をいただけます。その名の通りお店の裏手の奥の奥へ進んだところに小洒落たスペースがあって、広い窓から公園などを眺めつつお酒が嗜めるようになっています。私が伺った時間はちょうど夕暮れ時で、他にお客さんは居らずゆっくりと冷奴を肴に一杯ひっかけてきました。

何やら、立ち飲みのことを符丁で『角打ち』というらしく、調べてみると枡で酒を計る際に待ちきれず角からきゅーと呑んでしまうさまと、店の角で待ちきれずきゅぅ〜っと呑んでしまうさまからそのように呼ばれるようになったとか。で、あるならば『かどうち』と読みたいところですが敢えて『かくうち』と呼ぶのは将棋の手(対局で相手の角行を取りここ一番打ち込む妙手と、空き腹に枡酒をきゅーっと流し込む妙味)を引っ掛けているのではと、勝手ながら解釈します。

若い時分は、立ち飲み屋に入る勇気がありませんでしたが、程よく歳を重ねてこういう場所が居心地が良くなりました。子供のころは酒屋の一角で呑んでるおじさんたちがおっかなく感じたものですが、いつの間にかそちら側の人間になったようです。

おぢさんになった ってぇことですな。   (11月5日記)

酒ノみつや  twitter

posted by かまなりや at 00:00| 水・酒・食材