2018年12月08日

 でんきがま




出稽古先の江戸川の施設の窯は小振りな電気窯なのですが、プログラムコントローラという制御版付きのとても便利な窯です。焼成パターンをセッティングしてスイッチを入れるとその通りに昇温してくれて、希望の温度で自動的に止まります。ある温度で一定時間温度を保持することも可能、24時間以内ならタイマーで点火時間を予約することもできます。とーっても、お利口さんなのです。

ずぶずぶマニュアルな灯油窯を焚いている私は最初は心配で心配で窯の側を離れるのが不安でしたが、今はすっかり慣れてしまって、これっきりボタンを押した後は他の仕事に没頭しています。何とも便利な世の中になったものですが、この窯は酸化焼成しかできません。オプションでバーナーを設置すれば還元もできるらしいですが、さすがに窯内の還元雰囲気(炭酸ガス濃度)は制御できますまい。

然しながらこの窯、実にいい仕事をしてくれます。織部や黄瀬戸、朱泥の焼き締めなどには重宝な窯です。備前の火襷などにも持って来いだと思いますが、いかんせん街中の住宅街ですので、藁をぐるぐる巻きにした作品を焼いて煙を出したら、消防車が素っ飛んで来てしまうでしょうねぇ。試しに今度ひと窯ヒダスキで焚いてみましょうか。

即刻、閑を出されるでしょうね・・・ やめときましょう。

posted by かまなりや at 18:44| 焼きもの