2019年08月28日

 まそほ


週末に友人達と連れ立って軽井沢から群馬中之条へ旅行してきました。お目当ては『中之条ビエンナーレ』広大な町のいたるところで展開されるダイナミックなアートイベントです。鎌倉の古民家スタジオ・イシワタリさんで知り合った古川葉子さんが展示をされているということもあり、楽しみに出かけました。


こちらが古川さんの作品『赭(まそほ)の鼓動』山肌の巨岩を心臓に見立て、木の根と蔓を赭色(顔料は多分ベンガラ)に染めた物を絡ませた(血管のイメージとお見受けしました)大きな作品です。こういった作品は感じることが一番なので敢えて作家さんに解説は求めず、見る側の感受性で楽しんできました。同行の友人たちは上のほうまで登って他の作品を見たりしていましたが、私は山登りが好きではないので丸太のベンチに腰を下ろして作品を眺め、ああ、巨神兵が生まれそうな岩だな、などとぼんやりとしていました。周りの山はきれいに植林された杉林で、きちんと枝打ちされて下草も刈られ、それはそれはきれいな杉山でした。これも人の手が作ったアートに他なるまいなどと対比しつつ、清水がこんこんと流れる沢に下りて水を飲み、その甘さ旨さに感動しました。こんな壮大な美術展が町を挙げて行われるなんて、すごい世の中になったもんだなぁと感動しつつ帰ってきた今回の小旅行でした。お土産はあちこちの道の駅で買った新鮮野菜、どれもこれも頗る美味しくて大満足です。

帰ってきたら、横浜も蝉の声がすっかりツクツクボウシになっていました。真夏のピークが去りましたな、『若者のすべて』でも聞きましょう。

posted by かまなりや at 17:58| 時候・紀行・鑑賞