2021年04月28日

 は な

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KENMOKU春風市での展示が無事に終わりました。広々とした空間をご提供いただき、ゆったりと大物小物取り混ぜて展示することができました。今回の展示は鎌倉での個展『わかてん』で展示した貝殻焼締めの物だけを整然と並べました。大きな作品は品物だけ並べてもなんだか間が抜けているので(それだけ作品に力が無い…)家人に花をいけてくれろと頼んだらば、何と、KINTAさんの奥様が手ずから生けこんでくださいました。

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花材は益子の山から切った季節の野花、大きな花器ですがゆったりと枝物をいけてくださいました。貝殻焼き締めの花入れは植物を本当によく受け止めます。作り手の器量の乏しさも信楽の土味と貝殻の光沢が補い合って、新葉の緑がそれはそれは鮮やかに映えました。伸び伸びと枝を伸ばすようにいけてくださった花人MIYUKIさんの感性で、まるで幹から枝が伸びているように見えました。

展示は終わりましたが、そっくり自宅に持ち帰って玄関に飾ってあります。しばらくはこのまま楽しみましょう。

KENMOKU春風市は、5月も毎週土日に開催されます。都市部では自粛ムードではありますが、巣篭もりで気持ちが塞いでいらっしゃる方は、マスク着用の上、マシコに足をお運び願います。

posted by かまなりや at 17:40| 焼きもの