2012年08月29日

 汽車土瓶


今日も陶器のご紹介です。ここのところ正に窯辺雑記といった内容が多くて焼き物
ファンには濃ゆい内容となっている陶房日報であります。脱線続き露悪全開のこの
日報も、何だかブログになってから面目躍如といった感がありますな。

 さて、今は見かけなくなった汽車土瓶です。古い物ではなく
 今焼きですが、昨日紹介した瀬戸のお隣 『美濃』 の産です。
 伝統の様式ではなく、昭和の時代に鉄道の普及とともに需要
 があった駅弁グッズ。全国の窯業地でも焼かれた下手物です。

尾張美濃物は型でしっかり作られた機能的な形で、容量もたっぷり200cc入ります。
まったりした飴釉が良いですねぇ〜。蓋が猪口になってちびちびと飲めるという設計、
旅のお供にはこのちびちび感がちょうどいいのでしょう。この品物は常滑の骨董店で
買いました、駅弁大会のディスプレイ用にわざわざ作ったレア物だとか。でも500円で
叩き売りしてましたから、たいした価値はありますまい、500円は高いくらいだと思い
ましたが、旅先で値切るのも後生が悪いのですんなり定価で求めてきました。日本で
一番暑い土地多治見産の汽車土瓶で、往く夏を忍びつつ陶郷美濃を偲びましょう。

もうここまでくると美濃産だか、どこ産だかわかんないですねぇ。 画像を拡大

posted by かまなりや at 18:47| 焼きもの