2014年01月17日

 寂び


 画像は裏庭の笹藪です。
 冬枯れてカラカラといった感じです。葉は
 枯れ落ちて朝の凍てに萎れ、木々は只只
 じっと寒風に耐えている様子。

茶道の侘びの美意識を和歌の境地に準えて 『枯れかじけて寒かれ』
と評します。まさに冬枯れの藪は枯れかじけていて、侘しい限りです。
でも、実はこの藪の中にも冬を越す虫や鳥が静かに息づいているか
と思えば表面的な寂しさの向こうに春の息吹も感じとれて、心持ち
はぬくみます。

大寒まであと2日、寒さはいや増すばかりですが、冬至を過ぎて日脚
は確実に伸びています。季節の移ろいとともに、その今日只今一瞬を
感じて楽しむこともまた 『乙』 ではないでしょうか。

後日悔恨しないよう、今をきちんと感じて生きることが一期一会の
精神にも合致すると思います。美は人とともに移ろうものでしょう。

posted by かまなりや at 17:44| 哲・考・生