2018年01月19日

 かがみびらけてない




お正月の御供え餅を下ろして鏡開きをしなければと思いつつ、未だ鏡開けていません。まあ、飾ったのが4日ですから小正月が終わってからでいいかなどと悠長に構えていたら、あれよと下旬に突入。今月は7ヶ所の保育園さんで出張教室をいただいており、その繁忙の結果なのですが、保育園教室は園児の皆さんが頗る真っ直ぐに取り組んでくれて、それはそれはステキな作品を作ってくださるのでストレスはまったく無いですし、むしろとーっても楽しいのですが、そんなこんなでお飾りがついつい後回し。

でも、本業である陶業の忙しさですから、我が家のご本尊『信楽焼の御タヌキ様』も許してくださることでしょう。どうか御タヌキ様、もうしばらくのご猶予を御願い上げ奉ります。

posted by かまなりや at 18:51| 焼きもの

2018年01月18日

 けしょう




尺取りカップ』に白土で化粧掛けをしてみました、雑木のイメージです。これにこの後、尺取虫をイメージした持ち手を付けます。持ち手も保護色にして白掛けをしてみましょう。

さて、どんな仕上がりになるでしょう。

posted by かまなりや at 18:02| 焼きもの

2018年01月13日

 本業始め




工房の仕事始めは素焼きの初窯を焚きながら、気を引き締めて早朝の轆轤仕事をしました。寒いのでお湯を使って挽いていたら、ほんの2時間ほどで右手が霜焼けのようになっちゃいました。

体はまだまだ、ぶったるんだままのようです。

posted by かまなりや at 21:37| 焼きもの

2018年01月04日

 はじめ


2018年、陶房かまなりや、始動しました。


仕事始めはまず、朝一で『うどん』を打ちました。昨日生地を30人分仕込み、半量の15人前は昨日のうちに打ち終え、もう15人前を今朝打ちました。


そして日中は、磯子区の保育園児さんたちの土笛を20個造作。地味な仕事ですが細かな作業なので手間がかかり、きれいに仕上がった頃にはとっぷり陽も暮れました。お正月三が日だらだらとほろ酔い気分で居食いしていたのでエンジンはイマイチ吹けませんでしたが、やるべきことを終えてイイ気分です。さて、明日から本格始動します。まずは江戸川の出稽古先へ明日明後日と二連勤、うどんはお年賀に差し入れします。そして7日8日は益子KINTA邸で『鮨の会』(これは仕事ではないかな)9日からはビッシリとスケジュールを詰めてあり、今月はたぶんこの先休みなし!

さてさて、体調管理だけはしっかりと整えて今年の仕事に挑みましょう。

posted by かまなりや at 18:40| 焼きもの

2017年12月18日

 かきがら




冬の晴天が続く日中、牡蠣の殻を干しています。この殻は、11月の鎌倉ゑんさんのイベントで蒸し牡蠣として売られた物。私も伺っていただきましたが南三陸産のとっても美味しい牡蠣でした。殻は廃棄するということでしたのでお願いして頂戴してきました。いずれこの殻は焼き物の釉薬代わりに活用します。参考サイト『わかてん・貝殻焼き締め』

関東地方はこの時季らしいからからの晴天が続いていますが、日本海側はどっさりと雪が降っている模様。関東生まれには雪国の生活は想像を絶しますが、大きな被害などが出ぬよう祈るばかりです。さてさて、いよいよ今年もあと10日ばかり、週末には冬至です。インフルエンザも流行の兆しを見せ始めました。何卒皆様ご自愛のほど。

posted by かまなりや at 17:09| 焼きもの

2017年11月25日

 りくおう




ドラマ『陸王』を見ています。テレビを持っていないのでリアルタイムでの放送視聴は出来ませんが、TBSの番組公式サイトの無料配信サービスで楽しんでいます。第5話まで進みましたが、毎回熱い盛り上がりで感動の涙に咽びつつサイトのグッズ通販でマグカップを発見。

買っちゃいました。

ドラマの中で開発される『足軽大将(地下足袋)』も売り出さないかなー、絶対欲しいけどなー。

posted by かまなりや at 17:26| 焼きもの

2017年11月23日

 つちぶえ




今年も、三歳の保育園児さんたちの土笛加工に着手します。形は先月の間に各保育園で一緒に作ってあります。それを一つ一つ音が出るように造作します。(今年度は40個ほど)楽しい作業なのですが、年々老眼が進み目がおぼつきません。

音が出て喜ぶ園児さんたちの笑顔を楽しみに頑張りましょう。

posted by かまなりや at 18:23| 焼きもの

2017年10月27日

 えつけ




先月、品川で開かれた友人ご夫妻の作品展で買ってきたマグカップ。もう長くお付き合いさせていただいている長野県泰阜村の『工房 草來舎』さんの作品です。絵付けはご主人の大越慶さんの手によるもので、茶目っ気たっぷりの電車の染付けがクスッと一笑を誘う楽しい作品です。

こどもの時分、荻窪界隈に住んでいましたので、中央線の線路踏切へ行って電車が来るのを待つのが好きでした。オレンジ色の中央線や、黄色の総武線、たまに『特急あずさ』などが通ると無邪気に手を振ったものです。熱心な鉄道ファンではありませんが、電車を見るのは今でも好きで、このカップを見ているとあの頃の気持ちを呼びおこされて何だかホッとします。

陶磁工芸は、用を美徳とする風潮があって、使ってこそその器物が生きるなどといわれますが、どうしてどうして眺めていてホッとするこういう器も良いものです。

見て楽しく、使って嬉しいカップ。草来舎さん、いい〜仕事です。

posted by かまなりや at 00:00| 焼きもの

2017年10月08日

 ほぬ




ハワイへ旅行した方からお土産に緑の海亀のマグカップを頂戴しました。現地では縁起の良い動物で『honu』と呼ばれるそうです。南国の陶器らしくとても華やかな色合いで、彼の国の明るさが伝わってくるカップです。きっとハワイの皆さんはこういった陶器でコナコーヒーを召し上がっているのでしょうねぇ。

コーヒーを飲む習慣はありませんが、ウクレレを弾きながらこのカップで紅茶などいただきましょう。

posted by かまなりや at 00:00| 焼きもの

2017年09月11日

 えんとつ




窯の煙突を修理しました。陶器の窯を買ってからかれこれ25年超、あちこち直しながら大事に使っていますが、いよいよ煙突が錆びて朽ちてしまいました。そこで、使える部分は残しつつ、修理ついでに引き回しの向きも変えました。今までは東側に抜いていたのですが横部分が長く少々効率が悪かったので横に這う部分を短くすべく北側の壁に穴を開けて引き回しました。これでまた、暫くは安心して窯を焚けます。還元よりの窯ですから高さは控えめですが、もし引きが悪いようならもう1、2本縦を足してやりましょう。

おかげで煤だらけです、風呂に入って汚れを流すとしましょう。

posted by かまなりや at 21:49| 焼きもの

2017年08月26日

 かわくじら




鷺沼よしみやさんへ、やっと作品を納品いたしました。冷たいとろろそばの器です。実はこれ、春先にご発注をいただいたもので、とろろそばのご注文が多くなる『暑くなる頃』までに、というお約束でお引き受けした品物ですが、夏も終わり頃の納品となってしまいました。まったく仕事が遅くて申し訳ない限りです。

土は美濃の半磁器質ですが、鬼板(酸化鉄)で唐津風に縁を巻いて皮鯨にし、見込みに『吉』の字を書きました。おそばを食べ終えて蕎麦湯を飲むのに良いように半筒形に轆轤挽きして小ぶりな抹茶碗のように仕上げましたので、蕎麦湯をじっくりと味わって飲み終えると、吉の字が顔を出すという趣向です。

皆様、鷺沼よしみやさんでぜひ、冷たいとろろそばをお召し上がりいただき、器も楽しんでいただきつつ、夏の暑さで疲れた体に鋭気をお養い願います。



posted by かまなりや at 17:49| 焼きもの

2017年07月24日

 じきもも




倅が仕事先から野生の桃の実を貰ってきました。小ぶりでいびつな実ですが、何か好ましい印象の固体です。筒井廣明さんの葉形の白磁皿に乗せたらとても良く合って、きれいな画が撮れました。この筒井氏の白磁皿はその白さが美しく且つ形が妖艶で盛るものに迷うのですが、盛り付けてみるとどんな食材も肝要に受け止めてくれるので大好きです。この野生の桃もふんわりと抱擁してくれました。

食べるのは勿体無いようでしたが、皮を剥いてありがたくいただきました。ほんのりとした甘みでカリカリとした実はお世辞にも美味しいとは言い難いものでしたが、野性味というに相応しい見た目通りの味わいでした。

例えるなら、まるで山菜やキノコのようなモモでした。

posted by かまなりや at 22:01| 焼きもの

2017年07月19日

 なつかま




画像は、本焼き中の窯の色見から中を撮影したものです。温度はほぼ 1200℃ もう釉薬も溶け始めています。因果なもので真夏の暑い中でも陶器は焼かなければなりません。夏場はきつい仕事ですが、生業としてしまったのですから、ボヤいている場合ではないですねぇ。

空梅雨のまま、関東甲信にも梅雨明けの発表が出ました。本当にこのまま雨が降らなければ水不足の心配が残りますし、野菜の高騰や米の不作が心配されます。7月下旬から8月にかけて、もう少し降ってくれるといいのですが。

なんとかなりませんかねぇ、お天道様。

posted by かまなりや at 17:41| 焼きもの

2017年06月21日

 かんげん




昨日、『あめあめふれふれ』 などと書いたらば、天に通じて雨が降りました。が、降りすぎるほど降っちゃいました。おまけに風まで吹き荒れて、大荒れのお天気の中 『本焼き』 の、還元焼成をしております。うちの窯はダンパー調整で還元雰囲気を作るのですが、風が吹くたびに煙突から風が吹き返すらしくダンパーを閉める前から色見の穴から火が戻って、窯内の確認のたびにあちちあちちと顔を背ける始末。田畑には嬉しい雨ですが、焼き物屋にこの風は難儀です。窯はあと3時間ほどの予定、終盤の大事なところにさしかかりますのでもうそろそろ風は治まってほしいところです。

陽の長〜い夏至の一日、ずいぶん荒々しい自然の姿を見る破目になりました。

posted by かまなりや at 17:55| 焼きもの

2017年05月19日

 ほいくえん




今週は、磯子区の二つの保育園で陶芸教室を開かせていただきました。この園は姉妹園なので同じカリキュラムを実践します。今週は土を作る行程を体験する 『つちごしらえ』 原土を溶かして篩に通し、きれいな泥水を作る作業。お子さんたちには泥んこあそびにしか見えないかもしれませんが、とても大事な行程です。

4〜5歳のお子さんに体験してもらうのですが、小さいながらもとても真剣に取り組んでくれるのでこちらもなるべく要所要所で土を触ってもらって変化する土の感触をじゅうぶん感じてもらおうとするのですが、最後はドロドロになってしまうのでたいへんです。とても楽しそうで見ているこちらも愉快なのですが、手や顔の泥を洗って拭いてあげたり、びしょびしょの床をきれいにしたりと、保育士さんたちには手間をかけることおびただしく、申し訳ないばかり。

講師の立場では、とにかく感じてもらえればと大雑把に進行してしまいがちですが、保育士さんたちはお子さんたちの個性を慮りながら順番を決めて、ともすればズルをする子などや、諍いを起こす子などを細やかに見落とさず声をかけているのには感心します。保育園の教室ですから当たり前のことではありますが、保育士さんたちのサポートなしに一人でやれといわれたら、まずお手上げです。

この教室は7回ほどのシリーズで年間通して進めていきます。保育士の皆々様、この先も何卒よろしくお願い申しあげます。

posted by かまなりや at 18:58| 焼きもの

2017年05月07日

 ききちょこ




息子が仲良しの同級生と連れ立って三人で新潟へドライブに行ってきました。山古志で牛を見たり、魚沼で酒蔵を見学したりと、中々楽しい旅行であったようです。で、尋ねたお蔵が 『霧の塔』 の、津南醸造さん。試飲をさせてもらい、仕込み水を一升貰ってさらに利き猪口まで銘々に下さったと、その歓待ぶりに感激して帰ってきました。早速お土産の霧の塔を美味しくいただきましたが、三人がまるで同じ利き猪口を持っているのでマジックで裏に名前を書いたのだが消えてしまったとぼやいているので、それならば上絵で名前を焼き付けてしまえば良いではないかと提案しました。ちょうど窯があるからと、早速おのおのに絵付けをしてもらって、窯に詰めました。さあ、これで首尾良く焼きあがればオリジナル利き猪口のできあがりです。

彼らにはいつも薪割りを手伝ってもらっていますので、いくばくかのお礼になれば幸いです。

posted by かまなりや at 00:00| 焼きもの

2017年04月16日

 こばち




鎌倉の名店 『てんぷら大石』 様よりのご注文品が焼き上がりました。天つゆ用の小鉢と箸置きです。実はこの品物、昨年の11月末にご注文をお受けしたものなのですが年末、年度末の繁忙に紛れて今頃やっと完成しました。明日、納品いたします。

こんなに時間のかかる仕事でも寛容にお取引くださるご主人の大石俊明さんには、心から感謝申しあげます。

posted by かまなりや at 18:52| 焼きもの

2017年03月18日

 ら く




東京国立近代美術館で開催されている 『茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術』 を観てきました。初代長次郎を筆頭に家祖宗慶から脈脈と続く代々の作品群は、只一服の茶を喫するためだけに作られた茶碗という道具を越えて正に宇宙に散りばめられた星星を眺めるような展示となっておりました。全体では三代目の道入さんの作がやはり良くて人気が頷けましたが、個人的には五代宗入さんの慎ましやかな作品に惹かれました。本阿弥家と縁戚であることや、琳派との交流もあり、徳川の世が磐石となるこの頃がやはり楽の家も安定していたのであろうかと歴史に想いを馳せながらしみじみと鑑賞しました。当代15代は更に、茶碗や茶入れを実用器物から発展してある種の彫刻的作品として存在を高めているようにも見受け、伝統の継承と時代の表現という難題を 『美』 という観念で見事に昇華しているように感じました。

最近とんと碾き茶を点てて飲んでいませんが、久しぶりに美味しいお茶が飲みたくなりました。楽茶碗でいただければ最高ですが、楽は持ってませんので自作の焼き締め茶碗で辛抱しましょう。 さて、茶筅はどこへやったっけ?

< 画像はミュージアムショップで購入した一筆箋 >

posted by かまなりや at 00:00| 焼きもの

2017年01月19日

 かんぴん




陶芸教室の生徒さんが拵えた 『燗瓶』 です。耐熱粘土で作ったので直火オッケー、ちょいとお借りしてお燗をつけてみました。これが実にいい〜塩梅、ほっこりとお燗が付いて冷めにくく、じーんとしみわたります。形も昭和っぽくて好ましいです。こんだ、自分用に幾つか挽いてみましょう。

(盃は笠間の松田道子さん作)

posted by かまなりや at 19:15| 焼きもの

2017年01月04日

 ふえづくり




今年の仕事始めは素焼きの初窯を焚きながら、保育園児さんの作品の笛作りです。これは4歳の子が作った 『やま』



目立たない裏側に穴を掘って歌口の加工をします。



その後、貼りあわせて音の調整をしてできあがり、ひとつ概ね15分ほどで加工は終了です。

実はこの笛は昨年内にお届けする予定だったのですが繁忙にかまけて間に合わず、年を跨いで2年越しの仕事になってしまいました。が、本日20個全て加工が終了しました。ばら組のみなさん遅れてしまってスミマセン、きちんと乾かしてからしっかり焼いて、今月中頃にはお届けしますのでそれまでもう少し待っててくださいね。

posted by かまなりや at 18:06| 焼きもの