2016年08月21日

 ほうそう




記念品製作も佳境に入り、焼き上がるたびに女将はせっせと包装に余念がありません。パシャパシャ写真を撮って、日報に揚げたよと話すと 『え、太い腕が写っちゃってるの?』 と聞くので、 『いや、大丈夫でしょう』 などと曖昧に答えてお茶を濁しましたが・・・

写っちゃってますな・・・

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2016年08月14日

 りょくゆう




CAC様の50周年記念品製作の今月納品分は織部の愛称で親しまれた緑色の釉薬 『緑釉』 です。この釉薬は酸素を多く供給して焚く酸化焼成なので、緊張感があります。普段、酸素を抑えた還元焼成ばかり焚いている身には酸化は調子が合いにくく、うっかり窯内の雰囲気が還元に寄れば、緑の色は赤く変色してしまいます。これは釉薬に含まれる酸化銅が還元すると銅特有のアカガネ色に発色するという化学反応です。

どうやら、この窯は上手く焚けました。今月はこの酸化の窯をあとふた窯焚く予定です。灯油の窯は炎が脂っこいので、酸素不足にならないように気を付けて焚きましょう。

暑いのなんのとはいっておれませんな。

関連記事 2016年 8月7日 300

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2016年08月07日

 300




かれこれ半年間取り組んでいます、株式会社シーエーシー様の50周年記念品製作ですが、いよいよ佳境に入ってきました。先日5回目の納品を済ませ、トータル1500個を納めました。残るは追加注文分を入れて450個、もう一息です。

今日は気合の300個、ほぼ二窯分の釉掛けの下拵えをしました、こうやって並べてみると壮観です。ゴールまであと少し、夏の暑さに負けぬよう、給水をしながら頑張りましょう。

関連記事 2016年7月21日 はちごうめ

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2016年07月21日

 はちごうめ




今春2月から取り組んでいます、記念品製作は今月になって佳境に入り今日までにおおよそ2300個のロクロ挽きが終わりました。概ね成形はめどが立ちました、が、高台を削って仕上げ素焼きをし釉をかけて焼き上げるまで油断は禁物です。山登りに例えれば 『八合目』 といったところでしょう。

今月も下旬に差し掛かり、疲労はいや増しております。然しながら先月のような体たらくに陥らぬよう、ほどほど休みを組み立てつつきちんと完走できるようにしましょう。山頂にたどり着いたとしても本当の見せ場は下山です。作品を納入してのち、返品やクレーム等にきちんと対応できるように気を緩めず心構えましょう。

梅雨明けも間近です。どうぞ皆様も夏風邪などひかれませぬようご自愛願います。

関連記事 2016年4月11日 たどり

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2016年07月13日

 かんげん




ウチの窯は、ほとんどの場合 『還元焼成』 です。一言でいえば燻べ焼き、窯の中の一酸化炭素濃度を上げた状態で焚きます。計測機器が無いので、原始的ではありますが色味穴から出る炎の大きさと煙突から出る煙の量で雰囲気を判断して焚いています。

先日、益子の大塚一弘さんから、「あまり煙を出さなくても窯圧をきちんと上げてやれば還元はかかるし、燃料費も抑えられる、色味の炎は青い色」 という、目から鱗の落ちるお話を聞きました。いつだか岐阜の窯屋さんにも同じようなことを聞いたことがありますが、これはチャンスとばかり根掘り葉掘り質問をしました。気さくな大塚さんは丁寧に疑問に答えて下さって、とても勉強になりました。が、実践はなかなか難しそうです。前回の窯で意識してみましたが、どうも呉須の発色が釈然としません・・・

理屈では、窯内の一酸化炭素濃度4%で還元、8%になると強還元ということですが、計測機器を持たない身には経験則が全て。窯ごとに課題を設定して実験を繰り返しつつ、窯丸ごとしくじらないように経験値を上げていきましょう。

教わるのは簡単ですが、技術として身に付けるまでには時間がかかります。やはり、一生学習です。

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2016年06月23日

 せ ん




骨董に造詣のある生徒さんが面白いものを見つけたと持ってきてくれた小さな碗です。煎茶碗ではなかろうかと思う薄づくりの磁肌に唐風の絵付けがとても軽やかに描かれています。高台の内側には永楽の文字、さてどこの物でしょう。

一目、京都っぽい焼き物ですし、永楽の銘を見るに京焼きの永楽保全の流れと考えたくなりますが、作風が少し違うようにも見えます。パソコンで調べても同じようなものは出てきません。感覚的ではありますが、どうも国焼きでは無いような気もします、もう少しつぶさに調べてみましょう。

然しながら、この絵付けの 『線』 の細さと速さ、そして画の上手さには目を瞠ります。小さな器の中にまるで会話が聞こえてくるような知的な人物をサラリと描く手練れに唸りました。こんな器で、良いお茶(お酒)をちょっと飲むのは実に、趣味のイイことですな〜。

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2016年06月20日

 ツクルヨロコビ




今日は磯子区の屏風ヶ浦保育園さんで今年度2回目の陶芸教室でした。前回、原土から水簸して作った泥漿を干し、ほどほどに硬くなった土で自由に土遊びをしてもらいました。画像は年長組の男の子が作った 『スポーツカー』 とても良い感じに出来ています。本人も満足な出来だったのでしょう、とても嬉しそうに解説をしてくれました。ああ、こんなに楽しんでもらえれば講師冥利に尽きるものだと屈託のない笑顔を眩しく眺めました。

そういえば自分も、小さなころに粘土で作ったトラを先生に褒められて、シビレルほど嬉しかったことがあったなぁと思いだしました。そこで、ここはひとつ気の利いた評価をせねばと、彼のスポーツカーのフロント部分の造形を 『このフロントのシュモクザメみたいなところが格好いいねぇ』 と褒めました。するとすかさず 『え、ハンマーヘッドシャークのこと?』 と聞き返されて、『そうそう、ハンマーヘッド』 と言いなおしました。はなからカタカナで評価してあげればよかったと自分の気の利かなさを反省しました。

お子さんたちには、小さな頃から、作る喜び(表現する喜び)を味わってほしいです。表現することは自分を顧みることに他ならず、それは即ち自分を磨くとても良い手段です。いつもいつも上手くはいきませんが、続けることできっと心は太く強くなります。頑張ってほしいものです。

今日はちょっと小さな頃の自分に向き合ったような気持になりました。

関連記事 2016年 5月16日 みぢか

posted by かまなりや at 18:58| 焼きもの

2016年06月16日

 ふながた




今年も、地元自治会・子供会の一日陶芸教室を開かせていただきました。もう20年以上も毎年講師としてお声掛け頂いているので、けっこう地元ではおなじみの一日教室です。対象は主に小学生、低学年から高学年まで幅の広い参加があって、引率の親御さんも交えて自由に楽しく作ってもらいます。

毎年、力作が多いのですが今年はおもしろい合作ができました。それが、画像の船です。一人の女の子が舟形の鉢を作っていたのですが、船の形ができると色々な荷物を載せ始めました。それに周りの子たちが呼応してどんどんみんなで荷物を作っては載せてゆき、遂には満載。すばらしい荷船ができあがりました。物を作る過程ではこういった偶発的なことがあって楽しいばかりですが、何より楽しみを見出して作り進めていく子供たちの笑顔と、きらきらした目の輝きがとても印象的でした。

ステキな 『宝船』 きちんと焼いてお届けしますよ、しばらく待っててくださいね。

posted by かまなりや at 17:42| 焼きもの

2016年05月30日

 いわみ




ロクロを挽くときに水鉢として使っている八寸の鉢です。これ、関東では馴染みがないと思いますが、島根県の 『石見焼き』 です。もう何十年も前ですが、相鉄線鶴ヶ峰の商店街の雑貨屋で見つけて、珍しいのと、水鉢にとても使いやすそうだったので買いました。買った当時はちいと小さいかなと思ったものですが、慣れると気にならず、水挽き仕事の時には必ず使っています。

まったく飾り気のない、所謂 『民芸』 畢竟、作者もわかりません。調べればどこの窯元さんの物かわかるでしょうけれど、あまり探索意欲はわきません。島根には行ったことがありませんが、機会があれば石見焼きの里を歩いてみたいものです。

posted by かまなりや at 17:42| 焼きもの

2016年05月16日

 みぢか




今年度も、土から作る陶芸体験が磯子区の保育園で始まりました。今日は原土を溶かして篩を通し、きれいな泥水を作る作業。4歳さん、5歳さんが楽しく遊びながら作業しました。できた泥水をさわって喜ぶ子供たちの楽しそうな姿に心が和みました。

陶芸などというしゃちほこばった名称を考案したのは昭和の大作家加藤唐九郎氏であるという話ですが、私はこの言葉は好きではありません。陶芸家なんて、僭越にすぎる職業名だと思います。もちろん焼き物は素晴らしい芸道だとは思いますが、陶芸家でござい、究極でございなどと云うと、焼き物がどんどん遠ざかっていってしまうように思います。

お子さんたちと一緒に焼き物を作るのはその点、焼き物という工芸が縄文の昔から生活に密着した身近なものなのだと再認識できます。私はどちらかと云えば芸術家肌ではなく、職人ですので、お子さんたちの目線と同じ高さで陶磁器に関わりたいものだと思います。

これからほぼ一年間、お子さんたちの成長を見守りながら土を作り、形を作り、焼きましょう。

posted by かまなりや at 00:00| 焼きもの

2016年05月12日

 しょうひん




2月からろくろを挽き始めた大口記念品製作は最早日課と化し、朝飯前に20挽いたり、午後の空いた時間に10挽いたりと、仕事の合間にコツコツと挽いています。1週間にだいたい100前後、月のトータルが400個くらいになるように調整しながら作っています。

3sの土で概ね12個の作品が挽けます。単純に割って一つ250g、かれこれ1300個は挽きましたので揃いつつありますが、やはり大小はできてしまいますので最後の一つは、たまさか小さくなります。それでも同じような形に挽いて遊んでいます。これは商品としては出せませんが、小品として焼いてお世話になったご注文主様の担当部署の方々にでも差し上げましょう。

沢山挽くことでどんどん仕事はこなれ、早くもなりましたし、粒も揃いました。然し乍らともすれば仕事が漫然とした手拍子になってしまいます。これは予想していたことですが、さて、ここからどのように作品に面白さを出すか?意図すれば恣意的なアクが出てしまいそうですし、かと云って民芸論のように健康な美が宿るのを待つような他力本願は好きません。これからの仕事で、そのあたりをきちんと見定めることとしましょう。

私の性分に適した、美の見出し方があるはずです。

posted by かまなりや at 18:14| 焼きもの

2016年04月28日

 還 暦




横浜名物 『崎陽軒のシウマイ』 の醤油入れ 『ひょうちゃん』 の還暦バージョンを手に入れました。陶芸教室の生徒さんが引き当てたものを下さいました。 ひゃっほー! 

ひょうちゃん生誕60周年記念サイト

何十種類もあるうちの一つですが、すこぶる嬉しいです。実は昨年のキャンペーン中に全種類が当たる懸賞に応募してはみたのですが、あっさり外れました。ヤフオクなどでの購入も考えましたが、けっこう高値で取引されているので二の足を踏んでいたところです。珍品陶器蒐集家としてはやはり一つは持っていないとその沽券に関わります。

ぜひ、大事にしましょう。

posted by かまなりや at 17:00| 焼きもの

2016年04月15日

 とびかんな




画像は、九州大分の小鹿田焼きの湯呑みです。飛び鉋という技法で、化粧掛けした素地がほどほど乾いたところで独特の箆(現地では鉋と云う)で回しながら削ります。その時に箆が小刻みに振動し、このような連続模様が刻まれるのですが、こんなにきれいに模様をつけるには熟練の職人技が必要です。何気なく使っている器ですが、伝統の知恵と職人さんの技が詰まった逸品です。

九州熊本では大きな地震が起きて、災難でありました。被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

posted by かまなりや at 17:42| 焼きもの

2016年04月11日

 たどり




2月からせっせと作っている記念品カップは、先週1000個を達成しました。一応何かの区切りでもあろうかと、記念撮影をしました。がしかし、カメラ目線でにっこりと笑っている顔がいかにも嘘くさくて我ながら胡散臭いので、小さめの拡大です。

実は千個目ともなれば色々と感慨が込み上げて、思わず涙でも溢れるのではと思いきや、案外と心は波立たず、まだまだもう千個も挽くのだと身は引き締まるばかり。清らかな涙は、ゴールまでとっておきましょう。

この画像はさすがにタイマー撮影ではなく、家人にスマホで撮ってもらいました。 所謂 『他撮り』 です。

posted by かまなりや at 18:21| 焼きもの

2016年03月23日

 まぢか




2月からせっせと作ってきたご注文の記念品が完成に近づきつつあります。今月の納品分300個の完成まであと一窯、ゴール間近になってきました。昨年の暮れにお話を頂戴し熟考の末お引き受けしたこのお仕事ですが、各方面のご協力もあり、どうにか納期に間に合いそうです。

ありがたいことにこのお仕事はもうしばらく続きます。すでに来月分の作品も着々と成形、素焼きと進んでいますし、仕事のサイクルも構築できてきました。最初は色々心配事だらけでしたが、ここからは面白さも実感できることでしょう。

さて、明日、気を引き締めて窯を焚きましょう。

posted by かまなりや at 00:00| 焼きもの

2016年03月17日

 かんげん




お彼岸の入り、今日は暖かになりました。そんな日に本焼きの窯を焚いています。今朝5時に火を入れて14時間過ぎました、窯内の温度は1200℃超、佳境に入っています。還元の具合もよろしく、色味の穴からは薄煙交じりの火がきれいに帰ってきています。

あと一時間ほどで釉もじゅうぶん溶けるでしょう、そうしたら頃合いを見て火を消します。あとひと頑張り、気を入れてがんばりましょう。

posted by かまなりや at 19:27| 焼きもの

2016年03月07日

 園児さん


昨春から通年取り組んできた屏風ヶ浦保育園の陶芸作品が出来上がり、お届けに行って来ました。土拵えから体験してもらい、成形、釉掛けまで、年長ゆり組さん全て自分の手でがんばりました。今日はできあがった器でミニパーティー。


お昼前ですので、軽いスナック菓子でのおやつですが、なんのなんのお子達は大喜び。できたお皿やカップに盛り付けてとても楽しそう。


一見、盛り付け不可能そうな器にも立てちゃったりするところがこれまた愉快、愉快。楽しそうな笑顔がこぼれているのを見て嬉しくなりました。こういうちょっとしたわくわくサプライズが、お子さんの心にとても良い刺激になっているのでしょうねぇ。

このお子さん方は3歳の頃からちょっとずつ陶芸に携わってもらっています。云わば三年のお付き合い、思い返せば長い年月ですがあっという間にご卒園です。最後に一緒にお昼ご飯をいただいてきましたが、みなさん本当に食べるのが上手になったなあと思いました。

目ざとい男の子が私の携帯電話を見つけて貸して貸してというので貸してあげたら、するするとボタンを操作して写真を撮ってくれました。今のお子達は電子機器もへっちゃらですねぇ、自撮りならぬ 『児撮り』 です。自宅に戻って繁々とその画像を見てみるとお子さんたちの視線の低さにびっくり、こんなに下から見上げているのですねぇ。来年度の教室ではもう少し身を低くしてみんなの視線に合わせてみましょう。

ゆりぐみの皆さん、一年間おつかれさまでした。保育士の皆々様、お世話になりました。給食の先生、毎回美味しいお食事をありがとうございました。来年度もよろしくお願いいたします。

posted by かまなりや at 20:32| 焼きもの

2016年03月02日

 かまづめ




注文品のカップを窯詰めしました。おんなじ形の物を大量に作るのは初めてのことで、詰めた窯の姿もいやにシンプルです。いっそ殺風景ではありますが、一段14個入りました。小さな窯ではありますが、前後含めて9段ほど組めますので、一窯126個焼ける模様。今回の窯は半分だけこの作品で、もう半分は保育園での教室の作品を焼きます。

さて、今月はたくさん窯を焚くことになりそうです。

がんばんべぇ〜。

posted by かまなりや at 19:18| 焼きもの

2016年02月27日

 みっしり




今日の本焼き窯は、かなり詰め込んでしまい、後半温度が上がりにくくちょっと長引きそうです。親方ちゃんもちょっと心配そう・・・

もう少し、晩酌はお預けです。

posted by かまなりや at 18:16| 焼きもの

2016年02月24日

 Eggshell




知り合いの社長さんが接待の席で使ったという有田焼の画像を送ってくれました。世界一薄い磁器だと仲居さんから紹介されたそうです。調べてみたら 『卵殻手/らんかくで』 という有田の伝統技法を現代風にアレンジし、『エッグシェル』 というシリーズで売り出されている磁器でした。

画像のぐい呑みは、やま平窯さんのもの。中の飲み物の色が透けて見えるほど薄くて軽く、でも充分に強度はあるとか。 スゴイ! 有田の技術には唸ります。

いずれどこかでお目にかかることもあるでしょう、そん時はとくと 『拝見』 させていただきましょう。

posted by かまなりや at 19:16| 焼きもの