2016年04月15日

 とびかんな




画像は、九州大分の小鹿田焼きの湯呑みです。飛び鉋という技法で、化粧掛けした素地がほどほど乾いたところで独特の箆(現地では鉋と云う)で回しながら削ります。その時に箆が小刻みに振動し、このような連続模様が刻まれるのですが、こんなにきれいに模様をつけるには熟練の職人技が必要です。何気なく使っている器ですが、伝統の知恵と職人さんの技が詰まった逸品です。

九州熊本では大きな地震が起きて、災難でありました。被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

posted by かまなりや at 17:42| 焼きもの

2016年04月11日

 たどり




2月からせっせと作っている記念品カップは、先週1000個を達成しました。一応何かの区切りでもあろうかと、記念撮影をしました。がしかし、カメラ目線でにっこりと笑っている顔がいかにも嘘くさくて我ながら胡散臭いので、小さめの拡大です。

実は千個目ともなれば色々と感慨が込み上げて、思わず涙でも溢れるのではと思いきや、案外と心は波立たず、まだまだもう千個も挽くのだと身は引き締まるばかり。清らかな涙は、ゴールまでとっておきましょう。

この画像はさすがにタイマー撮影ではなく、家人にスマホで撮ってもらいました。 所謂 『他撮り』 です。

posted by かまなりや at 18:21| 焼きもの

2016年03月23日

 まぢか




2月からせっせと作ってきたご注文の記念品が完成に近づきつつあります。今月の納品分300個の完成まであと一窯、ゴール間近になってきました。昨年の暮れにお話を頂戴し熟考の末お引き受けしたこのお仕事ですが、各方面のご協力もあり、どうにか納期に間に合いそうです。

ありがたいことにこのお仕事はもうしばらく続きます。すでに来月分の作品も着々と成形、素焼きと進んでいますし、仕事のサイクルも構築できてきました。最初は色々心配事だらけでしたが、ここからは面白さも実感できることでしょう。

さて、明日、気を引き締めて窯を焚きましょう。

posted by かまなりや at 00:00| 焼きもの

2016年03月17日

 かんげん




お彼岸の入り、今日は暖かになりました。そんな日に本焼きの窯を焚いています。今朝5時に火を入れて14時間過ぎました、窯内の温度は1200℃超、佳境に入っています。還元の具合もよろしく、色味の穴からは薄煙交じりの火がきれいに帰ってきています。

あと一時間ほどで釉もじゅうぶん溶けるでしょう、そうしたら頃合いを見て火を消します。あとひと頑張り、気を入れてがんばりましょう。

posted by かまなりや at 19:27| 焼きもの

2016年03月07日

 園児さん


昨春から通年取り組んできた屏風ヶ浦保育園の陶芸作品が出来上がり、お届けに行って来ました。土拵えから体験してもらい、成形、釉掛けまで、年長ゆり組さん全て自分の手でがんばりました。今日はできあがった器でミニパーティー。


お昼前ですので、軽いスナック菓子でのおやつですが、なんのなんのお子達は大喜び。できたお皿やカップに盛り付けてとても楽しそう。


一見、盛り付け不可能そうな器にも立てちゃったりするところがこれまた愉快、愉快。楽しそうな笑顔がこぼれているのを見て嬉しくなりました。こういうちょっとしたわくわくサプライズが、お子さんの心にとても良い刺激になっているのでしょうねぇ。

このお子さん方は3歳の頃からちょっとずつ陶芸に携わってもらっています。云わば三年のお付き合い、思い返せば長い年月ですがあっという間にご卒園です。最後に一緒にお昼ご飯をいただいてきましたが、みなさん本当に食べるのが上手になったなあと思いました。

目ざとい男の子が私の携帯電話を見つけて貸して貸してというので貸してあげたら、するするとボタンを操作して写真を撮ってくれました。今のお子達は電子機器もへっちゃらですねぇ、自撮りならぬ 『児撮り』 です。自宅に戻って繁々とその画像を見てみるとお子さんたちの視線の低さにびっくり、こんなに下から見上げているのですねぇ。来年度の教室ではもう少し身を低くしてみんなの視線に合わせてみましょう。

ゆりぐみの皆さん、一年間おつかれさまでした。保育士の皆々様、お世話になりました。給食の先生、毎回美味しいお食事をありがとうございました。来年度もよろしくお願いいたします。

posted by かまなりや at 20:32| 焼きもの

2016年03月02日

 かまづめ




注文品のカップを窯詰めしました。おんなじ形の物を大量に作るのは初めてのことで、詰めた窯の姿もいやにシンプルです。いっそ殺風景ではありますが、一段14個入りました。小さな窯ではありますが、前後含めて9段ほど組めますので、一窯126個焼ける模様。今回の窯は半分だけこの作品で、もう半分は保育園での教室の作品を焼きます。

さて、今月はたくさん窯を焚くことになりそうです。

がんばんべぇ〜。

posted by かまなりや at 19:18| 焼きもの

2016年02月27日

 みっしり




今日の本焼き窯は、かなり詰め込んでしまい、後半温度が上がりにくくちょっと長引きそうです。親方ちゃんもちょっと心配そう・・・

もう少し、晩酌はお預けです。

posted by かまなりや at 18:16| 焼きもの

2016年02月24日

 Eggshell




知り合いの社長さんが接待の席で使ったという有田焼の画像を送ってくれました。世界一薄い磁器だと仲居さんから紹介されたそうです。調べてみたら 『卵殻手/らんかくで』 という有田の伝統技法を現代風にアレンジし、『エッグシェル』 というシリーズで売り出されている磁器でした。

画像のぐい呑みは、やま平窯さんのもの。中の飲み物の色が透けて見えるほど薄くて軽く、でも充分に強度はあるとか。 スゴイ! 有田の技術には唸ります。

いずれどこかでお目にかかることもあるでしょう、そん時はとくと 『拝見』 させていただきましょう。

posted by かまなりや at 19:16| 焼きもの

2016年02月22日

 家内制



注文品の製作に家族総出と云った体で取り組んでいます。正に家内制手工業、いや 『家内制手工芸』。


やっぱりしでかした倅のしくじり仕事、底が抜けました。 ま、研修中だから許してやるべい。来月抜いたら、シメんぞコラ!と、おどかして気合いを注入しときましょう。

親方ひょうちゃんも開いた口がふさがりません!

関連記事 2016年 2月9日 おやかた

posted by かまなりや at 19:08| 焼きもの

2016年02月11日

 朝挽き




朝飯前の一仕事にろくろ仕事をしています。毎朝20ずつ、6時前くらいから始めて10(とう)挽いたらラジオ体操、そのあとまた10挽くとちょうど朝ご飯の時間。一週間で120から140ほど挽ける計算です。が、起きられない日もあるでしょうから、平らかにはいかぬでしょう。でも、しばらくこのルーティンでやってみましょう。一日に集中して100挽くより体はうんと楽です。

学校に通っている時分、毎日こつこつ学習をすることができませんでした。試験前にうわーっと詰め込んでどうにか点を稼ぎ、間に合わせるやっつけ仕事ばかり。そんなインチキ人生をあるって来た人間には良い修行です。

一つ一つ、心を込めて挽きましょう。

関連記事 2016年1月26日 轆 轤

posted by かまなりや at 18:29| 焼きもの

2016年02月09日

 おやかた




作品の削り仕事を倅に教えて手伝わせていますが、若い者のこと、ちいと目を離すとスマホなどをいじくっていますので、親方の似顔絵を貼ったひょうちゃん(横浜名物崎陽軒のシウマイに入っている醤油入れ)を置いて監視役にあてました。

ひょうちゃんのかわいさを損なわない程度に睨みを効かせましたので、これでサボる気にはならぬでしょう。

頼んだぜ、分身親方!

posted by かまなりや at 18:08| 焼きもの

2016年02月05日

 保育士




今日は、港北区新羽の保育園で教室を開かせていただきました。年長5歳児さんのクラスでも、そろそろインフルエンザが流行しているらしく、お休みの子が数名居ましたが元気に登園している皆さんと楽しく土粘土で作りました。

こちらの保育園さんは男性の保育士さんがとても多くいらっしゃいます。一昔前からは想像もつかない保育現場です。恥ずかしながら若かりし頃保育士(その当時は保母・保父といっていた)の勉強をしたことがあり、国家試験を受験しに行ってもかなりの少数派でしたが、保育の現場での男性の役割の必要は叫ばれていました。今、こうして男性保育士さんたちが活躍する現場に居合わせると、ああ、保育の現場は確実に進歩しているのだなぁと思う反面、自分には本当にできただろうかと疑問ばかりがよぎります。結局違う道を進んできましたが、保育園での教室はとても楽しく、これからも続けていきたいものだと思います。

現場ではまだまだ男性の保育士さんはたいへんだろうと思います。ぜひとも頑張っていただきたいものです。がんばれ、男性保育士!君たちこそ保育現場の必須アミノ酸だー。

posted by かまなりや at 18:39| 焼きもの

2016年02月01日

 こまがた




東京駒形の、ギャルリ ニュアージュさんへ鯨井円美さんの個展を観に行って来ました。クジライさんは、江戸川の施設で一緒に陶芸指導をしている同僚です。お知り合いになってまだ日が浅いのでどのような作品を作っていらっしゃるのか楽しみに出かけました。茨城、笠間の土を使った作品はピリリとした正確なろくろで挽かれ、カッチリとしたデザインのクラフト風。デッサンがしっかりしている上に技術の確かさが相まって、無駄のない端正な形が生まれているという印象でした。画像は気に入って買ったカップ。小振りなカップですが、ほんのり青みがかった失透系の釉薬が落ち着いた使いやすいカップです、大事に使いましょう。

せっかく駒形へ出向いたのだから、吾妻橋の藪で昼でもと思いましたが月曜定休で断念・・・じゃぁ並木へ行くかと足を向けかけましたが、遠くからでも店外の行列がうかがえてこれまた断念。ギャラリー裏手の 『麺駒』 というラーメン店でタンメン(650円)を食べました。こじんまりした店ながら、しっかりした仕事の良店で、美味しかったです。こういう飛び込みが当たると嬉しいものですねぇ。

さて、2月。明後日は節分、春は近いですな。

posted by かまなりや at 00:00| 焼きもの

2016年01月31日

 R2D2




保育園の5歳児さんの作品です。スターウォーズのロボットだと誇らしげに手に持って見せてくれました。そういう彼の目はキラキラと輝いて、とても良い表情でした。

作品もすごく雰囲気が出ています!造形って、技術だけじゃぁないんだと小さなお子さんから学びました。こんな喜びがあるから、土と云う可塑性のある素材は素敵です。

いいなぁ〜、お子の真っ直ぐさ。

posted by かまなりや at 18:01| 焼きもの

2016年01月26日

 轆 轤




今日はまじめに本業のロクロ仕事をしました。少々纏まったご注文をいただき、そのウォーミングアップに今日は半日で40個ほど同じものを挽きました。まだ体が完全にこの形と一体化していませんので捗りませんが、もう50〜100も挽けばしっかりとこの形の手指になるでしょう。

2月になったら、ビシビシ量産します。 あ〜腰が痛い、そんな時こそ 『菊バウアー!』

posted by かまなりや at 19:16| 焼きもの

2016年01月22日

 エルマー




今日は港南区の南日野保育園さんで、教室を開かせていただきました。親子で参加の年長組さんは、元気いっぱいに作品を拵えてくれました。親子さんとご一緒に作る時間を過ごすのはとても微笑ましいもので、ちょっとずつお手伝いをしながらも、親子さんの間に割り込みすぎないように間合いをはかりつつ机間指導を心がけました。

そして、恒例となりましたろくろ実演。今日のお題は 『エルマーとりゅう』 みんなが大好きな絵本です。が、立体それもろくろで作るには難しすぎるので、大きなお皿を挽いて絵を書いて勘弁してもらいました。箆でお皿の表面に絵を書いている間みんながエルマーの歌を歌って呉れたのでとても楽しく書けました。

エルマーシリーズは読んだことがありませんでしたが、すごーく読みたくなりました。

ひまわり組さん、お父さんお母さん、保育士の皆さん、ありがとうございました。

posted by かまなりや at 19:37| 焼きもの

2016年01月15日

 ゆりぐみさん




磯子区屏風ヶ浦保育園さんの陶芸教室も佳境に入りつつあります。5月に土ごしらえをして、6月に干し上がった土で感触を楽しみ、3歳さん4歳さんからじっくりと関わってもらってきた陶芸も5歳年長のゆり組さんでついに卒園記念の作品制作です。今年のゆりさんは4歳のばら組さんのころから一目置く造型巧者が多く、今日も実に個性的な作品を張り切って作って呉れました。

年明け初の教室で、久しぶりに会うゆり組の皆さんはぐっと大きくなってその成長ぶりに驚きます。毎年のこととは云いながら、子供たちのその、日一日と成長する健やかさに感動しつつ、ワシもまだまだ若いもんには負けておれんわいと発奮しました。

でも、うっかりするとこのくらいの年ごろの孫がいても不思議ではない年齢になって、ああ、もうずいぶん長いこと屏風ヶ浦保育園さんにはお世話になっているのだなぁと、あらためて感謝の気持ちが湧きました。最初に教室を開かせていただいた時のゆり組さんたちは、もうすっかり立派な社会人になっているのでしょうねぇ。

引き続きご依頼をいただけるのであれば、気力の続く限り伺う所存です、今後ともよろしくお願いいたします。

posted by かまなりや at 18:01| 焼きもの

2016年01月09日

 ヒトガタ




東京杉並の増谷ジョニーさんから小物の焼成依頼を受けました。梱包を解いてみるとかわいい人形がゾロゾロ、並べてみるとそれはそれは楽しいヒトガタワールドができあがりました。



一番のお気に入りはこれ、笛を吹いている人の様な造形なのですが、このひょろついた腰つきが何ともひょうきんです。モチーフはないだろうとは思いますが、大好きなうすた京介さんの 『ピューと吹くジャガー』 が思い起こされて、くすりと笑ってしまいました。

普段ロクロばかり挽いていますので手びねり成形はほとんどしませんが、こういう作品を見るにつけ、人形こそは手びねりの神髄が発揮される技法だなぁと確信する次第です。

しかと焼きましょう。

posted by かまなりや at 17:45| 焼きもの

2016年01月04日

 シゴハジ




仕事始め約して 『しごはじ』 ナハナハ。お正月の酒が抜けきらず、血中のアルコール濃度は高いままで初窯に突入しました。下弦過ぎの月がきらめく午前5時心も清らかに点火、数は少ないものの焚かねばならぬ作品ばかり。今日は1時間90℃ペースできっちりと焚きあげて、気持ちよく本業始動です。

さて明日からはちょっと出張、副業で頑張ります。明日は日報のアップはできそうもありませんので、女将りえ子のfacebookをご覧ください。(アカウントの無い方にはご免なさい、実は私もない)

明後日の朝には揚がりまーす。

posted by かまなりや at 17:53| 焼きもの

2016年01月01日

 おかまさま




明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

今年は、窯を焚く回数が多くなりそうです。が、去年の素焼きがまだ入りっぱなしでそのまんま。さらにそのまんまでお供え・・・生業を支える御窯様がこの体たらくで良いのでしょうか?

明後日3日には4日の初窯(素焼き)の窯詰めがありますので、その際に心正しく昨年の品を出して清めましょう。

それまで御窯様にはご辛抱いただいてお休み願います。

posted by かまなりや at 22:12| 焼きもの