2015年11月02日

 いせがはま




いよいよ11月、今年も納めの九州場所の初日が8日と迫ってきました。先場所は一人横綱の鶴竜が良く踏ん張って土俵を沸かせました。然しながらその内容は横綱の名を危うくするような引き相撲が多く、お世辞にも横綱相撲とは言い難いもの。今場所は三人の横綱が揃って呉れることを願うばかりですが、中でも目が離せないのが伊勢ケ浜部屋の面々です。
 
日馬富士、照ノ富士、誉富士、宝富士と元横綱旭富士の伊勢ケ浜親方率いる 『富士軍団』 が、ひと暴れしてくれそうな予感がします。中でもベテラン安美錦のしぶとい取り回しに期待が集まります。先場所からまた番付を上げて今場所は西の三枚目に名を連ねています。

勝っても負けても飄々とした談話が好ましく、そのせいか土俵際の引き技や注文相撲にも観客が肝要なのが面白いところです。普通ならアナウンサーも 『あーっと、引いてしまいました。お客さんも溜息です。』 となるところ、安美錦関には 『おーっと、これがあります安美錦。お客さんも思わず拍手。』 って、なっちゃうのが不思議な魅力なんです。

今場所は、強くて、おもしろい相撲が見たいです、ガンバレ伊勢ケ浜部屋!

posted by かまなりや at 17:20| 時候・紀行・鑑賞

2015年10月27日

 田 圃




横浜にもまだ、田んぼはあります。緑区の恩田川沿いの一角ですが、この時季はなるべく見に行くようにしています。広々とした稲刈り間近の田んぼを見ていると時間を忘れます。時折吹く強い風も田の上を滑る波になって可視化され目に心地よく、穂が垂れて実りの姿を見るにつけ、夏の暑さをありがたく感じます。育てるのはいかばかりかのご苦労があったことと思いますが、きっとこの田の持ち主も報われたことでしょう。



隣の田んぼでは天日干しの真っただ中、何ときれいなオダ(茨城では稲の干し場をこう呼んでいました)掛けでしょう。田んぼの持ち主さんの几帳面さがココロニクイばかりで、いい〜仕事です。



そのまた隣は脱穀を終え、藁が干してありました。

秋の田園風景に、心洗われたひとときでした。

posted by かまなりや at 17:51| 時候・紀行・鑑賞

2015年09月09日

 あ め




台風18号が大雨を降らせ、関東横浜でも大雨警報が出るほどの降水となりました。雨漏りのするボロ工房は湿気にむせ返り、洗濯物は脱水して吊るしておいても一向乾かず、新聞や雑誌はしんなりと曲がります。それでも夕方になると台風もだいぶ遠ざかったためか時折り雲が切れて陽も差し、雲間の青空がきれいです。

どうやらこの台風は日本海に抜けても秋雨前線を大いに刺激し、置き土産の雨は明日も降り続くという予報。業腹ではありますが、お天道様には逆らえますまい。

逆らえぬモノに逆らうのは得策に非ず、甘んじて秋の長雨とお付き合いましょう。

posted by かまなりや at 17:53| 時候・紀行・鑑賞

2015年08月20日

 夏が萎む




夏の高校野球も終わりました。何だか気分的には急に夏が終わりに近づくような淋しさを覚えます。秋の到来は嬉しいものですが、夏の終わりって独特の焦燥を感じます。

急げカマキリ、君たちの繁殖時期もあとわずかだぞ。良い伴侶を見つけ出し命を賭して子孫を残すのだ。

posted by かまなりや at 17:38| 時候・紀行・鑑賞

2015年08月07日

 こしば




久里浜の方へ出向く野暮用ができ、仕事絡みでは無いので夫婦揃ってドライブ気分で鎌倉から逗子葉山を廻り、三崎街道から北久里浜へ抜け16号線をとことこと北上、お昼に 『小柴』 でアナゴ料理を食べて帰ってきました。



柴漁港の中の特設食堂 『小柴のどんぶりや』 は、テラス席のみで、この暑い中ですがお外での会食。海風がそよとも吹かぬ内湾の磯臭い漁港での食事は中々にワイルドでした。



これが一押しの煮穴子定食、一本丸で煮た穴子はとろける軟らかさ。付け合せに天ぷらと小鉢がついて1450円!満腹になること請け合いです。

直売所が開いていて蝦蛄でもあればと思っていましたが直売所はお休み。小柴名物江戸前の蝦蛄は手に入りませんでしたが、穴子を満喫して幸せ度は満タンです。

涼しくなって蝦蛄が子を抱くころにまた訪ねてみましょう。

posted by かまなりや at 17:49| 時候・紀行・鑑賞

2015年07月05日

 湿 湿


土曜日曜と繁忙に追われ更新ができませんでした、そんなわけで昨日分を今頃(6日午前)書いています。今日はしっかり雨降りで気分も沈静、素焼きの窯を焚きながら他の仕事は措いといて窯だけに集中しながら事務しています。



作家の藤沢周平氏は 『々』 の字を使うことを嫌いました。小説には必ずと云って良いほどこの記事のタイトルのように漢字を二つ並べて表記しています。(これを畳語という)そもそも 『々』 は漢字ではなく繰り返しの符号で 『踊り字』 と呼び習わされます。形状から、ノマ点と云う向きもあるとか。私のパソコンでは 『おなじ』 『くりかえし』 と入力すると変換候補に出てきます。

おなじ語が二つ繰り返されると二度目の語は濁音化する傾向があり、例えば人々はひとびと、神々はかみがみとなりますが湿々はしめじめではなく、じめじめとなるのは何故でしょうか?きっと湿った気分を誇張するうえからこうなったものか、じめじめに当て字を振ったからそうなったのではないでしょうか。

畳語がすべて濁音化したら違う意味になってしまうことも懸念されますので、二語目の濁音化で良いのでしょうねぇ。人々(びとびと)神々(がみがみ)国々(ぐにぐに)じゃあ何が何だかわからないですもんねぇ。

7日は 『小暑』 季節は、徐徐に移ります。

posted by かまなりや at 00:00| 時候・紀行・鑑賞

2015年05月21日

 なつみかん


 夏蜜柑を貰いました、この時季にとて
 もうれしい頂き物です。秋に生ったもの
 を、年を越して今まで待って酸を抜いて
 食べる夏蜜柑は実に乙な食材です。

ちょうど良い具合に酸味が落ち着いて、食べごろの夏蜜柑は
お酒で疲れた内臓に滋味深く染み入ります。増して酸っぱい
物好きには堪らない美食。

暦は 『小満』 ホトトギスの声も聞こえるようになりました。

ナツハキヌ ですな。

posted by かまなりや at 17:50| 時候・紀行・鑑賞

2015年03月21日

 しゅんぶん


 お彼岸の中日、ずいぶん陽が伸び
 ました。朝は5時を過ぎると明るんで、
 夕方は5時を過ぎてもまだまだ明る
 い宵の口です。

さてさて今日は相撲から目が離せません。先場所白鵬関が
審判部に物言いをつける原因となった因縁の稀勢の里戦、
昨日照の富士に惨敗し心の波立つ横綱が、荒れる春場所の
孤立した雰囲気の中どんな相撲を取るのでしょうか。

ダンマリを続ける横綱の心の地金が量られる一番です。
大関にとっても維持を示さねばならない一番。

しかと見届けましょう。

posted by かまなりや at 17:37| 時候・紀行・鑑賞

2015年02月09日

 よかん


 予報に反して朝から霰のような小雪
 がちらちら舞って、関東横浜は寒い
 寒い一日でした。霜柱もがっちがち、
 皆様、余寒お見舞い申し上げます。

明日やっと陶房かまなりやでは初窯の本焼きをします。
1月の繁忙が猖獗を極め、押して押してこの有り様で情け
ない限りですが、明日早起きをして心清らかに今年の初窯
を焚きましょう。

夕方には空も晴れて、明日も良い予報、初窯日和です。

外れませんように。

posted by かまなりや at 17:00| 時候・紀行・鑑賞

2015年01月31日

 みそかしょうがつ


 今日は晦日正月、いよいよ一月も終
 わります。元日に雪が降って昨日も
 雪で、今年のお正月は雪に始まり雪
 に終わるといった風情でした。

昨年暮れから今年年明けは頗る付きで忙しく、ゆっくりと
したお正月を楽しむ閑がありませんでした。来月3日即ち
節分にようやっと一区切りがつきます。茨城では節分から
立春も年越しと云っていました、陶房かまなりやの今年の
年越しは節分立春を寿ぎましょう。暮れに打てなかった年
越しそばを打ちましょうか。

画像は冬枯れの木立の合間から見た東の空、月が満ちてき
ています。来週立春あたりが見頃でしょう、今日は先日直し
たデジカメの能力いっぱいサイズで撮影アップロード。

んん〜、効果はいま一つのようだー。

posted by かまなりや at 17:26| 時候・紀行・鑑賞

2015年01月19日

 こはる


 小春日和と云えば、晩秋から初冬の
 表現ですが、今日などは朝は冷えた
 ものの日中は暖かで小春と云いたく
 なるようなうららかな陽気でした。

庭には寒い国から越冬に来た鳥たちが少ない餌を探しにやっ
てきます。ツグミ、アオジ、ジョウビタキ、シロハラなどなど・・・
そんな中にモズの甲高い声やウグイスの声(地鳴き)も交じっ
て鳥たちはしたたかにこの冬を生きています。

寒中見舞いのハガキを注文しました、今年も立春間近の発送
になってしまいそうです。

春は遠からじ、ですかな。

posted by かまなりや at 18:57| 時候・紀行・鑑賞

2015年01月02日

 さぶいさぶい


 寒い朝でした。昨夜は家人の実家に
 年始の挨拶に伺って、近所ではあり
 ますが泊まってきました。今朝戻って
 びつくり、氷柱が下がっていました。

水道は氷付いて水は出ず、庭は霜でがっちがち、室内は冷え
切ってストーブを二つ点けてもなかなか温まらず、箱根駅伝
のラジオ中継を聞きながら震えていました。

明日も冷え込む予報、駅伝の復路スタートはさぞやシバレル
ことでしょう。選手の皆さん、路面凍結で転んだりしないよう
に充分ご注意願います。

posted by かまなりや at 17:00| 時候・紀行・鑑賞

2014年12月23日

 そっきょう


 クリスマスを祝しまして、即興回文
 に挑戦しました。即興ですから少々
 無理がありますが・・・先ほどから
 ほんの3分ほどで 『整いました。』

サンタさんは良い子に来いよ煩瑣探査
(さんたさんはよいこにこいよはんさたんさ)

どうぞ皆様、良いクリスマスを!

posted by かまなりや at 17:39| 時候・紀行・鑑賞

2014年12月13日

 影富士


 冬至前の陽が西に落ちた後の冬の
 空はキーンとはりつめていて、富士
 山と丹沢山のシルエットがとっても
 きれいです。横浜らしい景色です。

この写真、近くの商業施設 『横浜四季の森 フォレオ』 の
4階駐車場から撮ったもの。画像だけ見ると静かで音一つ
しないように感じますが、冷たい西風がビュービュー吹いて
いて、それはそれは寒かったです。

言わぬが花、でも、黙っていられないんですよねぇ。

posted by かまなりや at 17:51| 時候・紀行・鑑賞

2014年12月04日

 装 束


 夕刻、行きつけのスーパーにお酒を買い
 に行ったらば、レジの店員さんが揃って
 サンタ帽子を被っていました。あちゃー
 そういう時季だったかと思いだしました。

どうせやるなら徹底したコスプレをすればそれなりに評価で
きるというものですが、ちょいと帽子を被っているだけなのが
いかにも寒々しく、いっそレジさんたちが皆ミニスカサンタさん
になってキラキラの笑顔で 『いらっしゃいませー』 と会計な
どすれば、効果は抜群なのではないでしょうか。

それこそお客様からクレームが来ますよねぇ・・・レジ係は
お若い方ばかりではなく、男性もいらっしゃいますものねぇ。

posted by かまなりや at 17:35| 時候・紀行・鑑賞

2014年11月22日

 益子初冬


 昨日、益子へ用足しに行って来ました。
 日帰りでしたが、陶材料の仕入れから
 諸々の用事を組み立て良く済ませ、新
 蕎麦粉まで買って帰ってきました。

お昼は仲良しの造形作家KINTAさんご夫婦と 『たか松』 さんで
自家製粉の手打ちそばを堪能してきました。益子の地粉蕎麦は
これから注目の美食品だと思います。

画像はキンタさんの家のお庭、公園かと思うような広大な敷地
の落葉樹はもう葉を落としており、益子は秋を通り越して冬が
深まりつつある風情でした。 気持ちのいい、一日出張でした。

posted by かまなりや at 17:28| 時候・紀行・鑑賞

2014年11月07日

 ネガチブ


 関東横浜午後5時の東南の空はすっ
 かり雲がかかり、お月様を拝めるか
 否かは甚だ悲観的です。でもまだ諦
 めるには早いでしょう。

秋の夜長、のんびりと構えて月が顔を出すのを楽しみに
待ちましょう。 気長に、気長に、ね。

posted by かまなりや at 17:02| 時候・紀行・鑑賞

2014年10月30日

 おツキサマ


 夕暮れの空に新月から六日の月が白く
 浮いていました。柿の実越しの景色が
 きれいです。晩秋の夕暮れ時は、少し
 おセンチになっちゃいます。

おセンチってわかりますか? わかる人は、昭和生まれですな。

今日は中々きれいに写真が撮れたのでオリジナルサイズでアップ!
上限一日前ほぼ南中の、おムーン様です。

posted by かまなりや at 17:07| 時候・紀行・鑑賞

2014年10月08日

 しょく


 せっかくの10月の満月が 『食』 な
 のだそうで、お月見も侭なりません。
 天文ファンにはたまらないショウな
 のでしょうけれど、ちと残念です。

早い時間から月食は始まるようで、東側が開けていない我が
家では月が顔を出すころにはもう欠けているのでしょう。いち
早く東の空を確認するべく、USTREAMのみなとみらいの窓
いうサイトで確認しようと思っています。このカメラは、ほぼ
真東を向いていますので、月が出ればすぐにわかります。
さっきちょうど飛鳥Uが出港していくところでした。

雲が多めですっきりと観察はできそうもありませんが、横浜
の夜景は楽しめることでしょう。

今日はどどんと大きなサイズの画像もアップ。

posted by かまなりや at 17:55| 時候・紀行・鑑賞

2014年10月06日

 せりけい


 今日は午前中閑を拵えてお彼岸に行
 かれなかった墓参りに行くべぇと思っ
 ていたら、ファンフォン台風のおかげ
 ですっかり予定が狂ってしまいました。

午前中怒涛のごとく降りしきった雨はお昼前には上がり、事な
きを得ましたが改築したばかりの工房は床下浸水してしまいま
した。以前にも一度こんなことがありましたが、そうそうあるもの
ではありません。それだけまとまった雨が降ったということなの
でしょう。

午後から気を取り直して鶴見のお墓へ出かけ、帰路横浜西口に
回って今日まで高島屋で開催している芹沢_介展を見てきまし
た。型染めの実物を見るのは初めてで、その色使いと配色の好
ましさに感心しつつ、肉筆の絵や書などがあるかなとの期待は
敵いませんでした。

民芸派作家の、柳宗悦民芸論に依りかかった徒党は大嫌いです。
『民衆が大量に作る作品に健康な美が宿る』 とした民衆工芸論に
個性一杯の個人作家が同調できる道理がありません。況や人間
国宝になったり、文化勲章をいただくなどもってのほかの矛盾。
ですから私は民芸一派ご連中のことを評価していませんが、個々
の作品は大好きです。(これこそ矛盾か? 否、絶対評価です。)

民芸に依りかかった作家も、各地の職人芸も個々に鑑賞すれば
地域に根差したとても美しい手仕事が多いものです。まとめて
括ろうとするから無理が出るのであって、情報・流通が加速する
現代社会だからこそ、一つ一つ丁寧に解釈するべきなのだと思い
ます。無理にくくらなくても日本の風土が生んだ美技であるとい
う背骨は共通しているのですから。

(凡庸な自分の仕事は棚に上げて・・・画像は愛用のいろは風呂敷)

posted by かまなりや at 17:12| 時候・紀行・鑑賞