
昨年の春まだ浅い頃に、益子の家の庭に柳の苗を植えました。小品盆栽作家さんからいただいた苗で『ロッカクヤナギ』という品種だそうです。何でも京都の頂法寺六角堂に植えられたのが最初だからこの品種名が付いたのだとか。歴史を感じますねぇ、昨年はよく茂って小さいながらも枝垂れて良い風情でした。
入り口門扉の横に植えてあります。まだ1メートルくらいの背丈ですので小さな木ですが毎年根を伸ばして大きくなることでしょう。門扉の近くに植えたのは、お江戸吉原の見返り柳に洒落てみました。

画像でもよ〜く見ないとわからないほど小体ですが、10年も経てばそれなりに見応えのある木になるでしょう。うちに遊びにいらした方が『ああ、またぜひ来たいものだと振り返ると柳の木がひらひらと手を振るように風に揺れているという風情がいいなぁと思います。
大きくなっておくれ、やなぎちゃん。