2021年01月04日

 ヤナギ


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昨年の春まだ浅い頃に、益子の家の庭に柳の苗を植えました。小品盆栽作家さんからいただいた苗で『ロッカクヤナギ』という品種だそうです。何でも京都の頂法寺六角堂に植えられたのが最初だからこの品種名が付いたのだとか。歴史を感じますねぇ、昨年はよく茂って小さいながらも枝垂れて良い風情でした。

入り口門扉の横に植えてあります。まだ1メートルくらいの背丈ですので小さな木ですが毎年根を伸ばして大きくなることでしょう。門扉の近くに植えたのは、お江戸吉原の見返り柳に洒落てみました。

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画像でもよ〜く見ないとわからないほど小体ですが、10年も経てばそれなりに見応えのある木になるでしょう。うちに遊びにいらした方が『ああ、またぜひ来たいものだと振り返ると柳の木がひらひらと手を振るように風に揺れているという風情がいいなぁと思います。

大きくなっておくれ、やなぎちゃん。

posted by かまなりや at 18:28| 普請・作事・造園

2015年09月02日

 小工事




今朝も朝から大荒れで、ああ今日も外仕事はできねえなあと意気消沈しつつも午前中に銀行やらの野暮用を済まして昼前になるとカラリと青空になりました。でもどうせまた俄かに掻き曇って降るんだんべぇなどと拗ねた気分でいると豈図らず午後もすっきりと青空。これは一丁土木をやるべいと奮い立ち、かねがね直そうと思っていた石段の工事にとっかかりました。

たった三段ほどの階段ですが、昨冬に突貫で拵えたためいかにも急で上り下りしづらく、今日はピッチをゆるやかに組みなおしました。下水配管の枡が飛び出てしまいましたがこれは何れ切り下げてやりましょう。おかげでずいぶん上り下りがし易くなりました。

さて、土が落ち着いたら、斜面の舗装を考えねばなりますまい。いずれ霜が降りればぬかることは請け合い、コンクリートでかためるとしましょう。まあ、これは涼しくなってからのことですな、たったこれだけの土木ですが、雨上がりで蒸し、また水を吸って土は重く、中々良い汗をかきました。

posted by かまなりや at 18:10| 普請・作事・造園

2015年04月04日

 檸 檬


 レモンの苗木を植えました。ホーム
 センターで1000円でこぼこで買った
 安価なものですから、品種も何もわ
 かりません。

根が付いて、花が来て、実が生れば嬉しいことでしょう。

さて3年、いや5年後くらいでしょうか。

posted by かまなりや at 17:26| 普請・作事・造園

2015年03月27日

 ナ ラ


 昨年秋にとっておいたコナラの実を
 蒔いてみました。芽が出るでしょう
 か?運よく苗ができたら、裏山にで
 も植えて育てましょう。

出てくれ、ドングリ!

posted by かまなりや at 17:01| 普請・作事・造園

2015年02月04日

 ひかげもの


 庭の日陰にあったキンモクセイを
 日向に移植しました。ひょろひょろ
 の木ですが今度は日当たりのよい
 場所ですからモリモリ育つでしょう。

明日の雪が少々心配ではありますが、寒さに耐えて根付い
たならば秋には良い香りの花をつけてくれるでしょう。

楽しみ、楽しみ。

posted by かまなりや at 17:05| 普請・作事・造園

2014年03月26日

 材


 神奈川区の造園屋さんより雑木を
 沢山いただきました。程よい太さの
 堅木がどっさりこん、薪に最適です。
 一冬分はあるでしょう、安心です。

雑木とは言え、ナラ、カシ、クヌギといった炭に焼いても良さ
そうな良い木ばかりです。植木屋さんには伐採後の廃棄物
なのでしょうけれど、薪暖房使用者には正に 『財』 お天気
の良い時に切って割りましょう。

次の冬には充分に乾いて良く燃えるでしょう。

posted by かまなりや at 17:33| 普請・作事・造園

2013年03月11日

 まつまき


 2日に伐採した松の木を割りました。米国帰りの倅と、
 一緒に行った友達に頼みましたが二人とも時差呆け
 も無く、本場アメリカでごっついステーキを食べてきた
 パワーのおかげで太い松も見る見る薪となりました。

立ち枯れした松ですから、上の方は随分フケちゃってますが元の方はどう
してどうして芯がしっかりしています。薪としては上々でしょう。ただ、ストーブ
に適さないので石窯や外の炊事に使うほか無いでしょうか。登り窯でもあれば
首尾良いところですが、そうなれば今度はこの程度の量では足りますまい。

なんにしても、薪が増えるのは心強いことです。

posted by かまなりや at 16:44| 普請・作事・造園

2013年02月22日

 あんどん


 芋乃酒場の軒行灯を拵えました。細い角材を螺子釘で
 グイグイ留めて和紙を貼り、墨で字を書いただけのもの
 ですが、軒先に掛けて灯りを点すと良い感じです。こう
 なると入り口には縄暖簾なんぞが似合うでしょうな。

初回が成功したら、追い追いそういったしつらえも考えたいところです。

posted by かまなりや at 19:20| 普請・作事・造園

2013年02月08日

 ながじゃくもの


 空調設備会社アンテックの社長さんから長尺物の板
 を頂戴しました。今月の芋乃酒場のカウンターにうっ
 てつけです。きれいな集成材で反りも無く、これ幸い
 とばかりに面取りをして、柿渋を重ね塗りしました。

最近の柿渋は無臭のものができており、まったく臭いがしません。以前は
お金が無くて渋柿をすりおろして発酵させ、自作したものですがその臭気
たるやそれはそれは強烈だったのを覚えています。そんな無臭柿渋塗料で
すから、女将もはりきって塗装にいそしんでいると、斜向かいのお宅に横浜
市のバキュームカーがやってきて、汲み取りの作業を始めるのでした・・・
新井町は長閑なところです。(画像の女将の肩越しに青と白の車がちらり)

おかげで板はきれいな柿渋色になりました。この二間物のカウンターで
居心地の良いお席を作ります。芋乃酒場は今月23日夕方から、皆様の
ご予約お待ちしております。

posted by かまなりや at 16:36| 普請・作事・造園

2013年01月21日

 管補修


 先日破裂してしまった水道管の補修をしました。塩ビ管の
 補修ですから、材料さえそろえば簡単なのですが、いかん
 せん水回りの工事が苦手なもので気乗りのしない営繕で
 すが、その侭にもしておけず不承不承作業をしました。

まず、破裂部分をすっかり切り取りました、上の画像がその様子です。次に、
新しい管を配管接着して、防寒のスチロールを隙間無くあてがい、黒いキャン
バステープを巻いて
出来上がり。材料費締めて992円の工事でした。

季節は大寒を過ぎ正に一番寒い時期、今夜からまた雪になるかもしれないと
いう予報ですから、またぞろ凍ったりしないことを願うばかりです。

posted by かまなりや at 16:45| 普請・作事・造園

2012年12月28日

 天 幕


 明後日、餅を搗きます。天気の予報が芳しくないので、
 天幕を仮説造営中。なるだけ予算をかけず且つ解体が容易
 なように、でもしっかりとしたものを作りましょう。材料費は、
 HSコーナンで一番安いブルーシート(5.4×7.2)1,250円也。

これがほんとの 青天井。  晴れますように・・・

posted by かまなりや at 12:38| 普請・作事・造園

2012年12月12日

 木出し


 近所の新井神社で切った木を頂きました。年内に片付けて
 欲しいとのことで、昨日若い衆二人に手を借りて山から出し
 てきれいにお掃除してきました。いわゆる鎮守の森のサクラ
 やケヤキですから、大切に使いましょう。

用途はやはり 『薪』 です。薪がたっぷりあるとことのほか安心です。暮れには
お餅つきがありますし、薪のストーブはいくら燃料があっても困りません。今年
使わなくても来年またその先と、あればあるだけ安心です。ただ、割るのがちょっ
とたいへんですねぇ、昨日も若い者に負けじと私も少し割りましたが、今日はあち
こち痛いです。まだまだ若い者に負けていられんぞと思う反面、体は付いてきて
くれないようです。意地を張らずに若い力を恃みましょう。

posted by かまなりや at 16:46| 普請・作事・造園

2012年11月14日

 営 繕


 井戸の屋根が傾いていたのをようやっと直しました。
 柱を掘り立てて作ったいわゆる掘っ立て造りで、土に
 埋まった部分が腐ってしまったのが原因です。腐食部分
 を切りとり新しい材で補って、今度は束石も入れました。

柱が直っただけですが、やはり水平が出るとこんな小さな建物でもきちんと
して見えます。

完成画像はこちら
posted by かまなりや at 17:27| 普請・作事・造園

2012年11月01日

 まきおきば


 霜月塑日、今日はずいぶんと冷えた朝でした。
 いよいよ冬の足音が近づき、暖房用の薪の準備に拍車
 をかけなくてはなりません。明後日3日に倅の友人たちに
 手を借りて薪を割ります。今日は置き場を増設しました。

当面の分は夏前に割ってしっかりと乾かしてありますからひと月ふた月は安心
です。が、冬は長いですから、春の声を聞くまでは薪をしっかりと備蓄しておき
たいところです。今年の火入れは今月の末くらいになるでしょうか、エルニー
ニョのおかげで暖冬傾向という長期予報ではありますが、備えあれば何とやら。
あったけぇ冬を過ごすためにもがんばって蓄薪に励みましょう。

向かって左奥は即戦力の薪置き場、右手前は新設した乾かし場です。

posted by かまなりや at 17:10| 普請・作事・造園

2012年09月03日

 の り


最近の接着剤は、ほんとうにすごいです。何でもくっついちゃいますし種類
が豊富で、接着剤売り場へ行くと探すのも一苦労です。昔は接着材といえば
黄色いチューブの 『セメダインC』 くらいしかありませんでした。そうこうする
うちにボンドなんてのが出てきたと思ったら、瞬間接着なんて恐ろしげなのも
出てきて、もう林立状態です。

 調べてみたら、ボンドという名称はコニシの登録商標で、
 日本特有の呼び名のようです。英語の直訳は結合、結束
 などと訳されるようですが、結ぶという意味合いが強いよ
 うです。また、セメダインは造語で、やはり日本製です。

私は旧弊な人間なので、糊といえばデンプン糊が思い浮かびます。ご飯を
練ったり、うどん粉を溶かしたりして作るあれです。障子貼りや、封筒貼りには
これですよねぇ。あとはやっぱり漆が最強の樹脂接着剤でしょうか、器の接着
や補修いわゆる金繕いなども本格的にするなら漆でしょう。ああそれと、膠を
忘れちゃあいけませんねぇ、書道墨のつなぎには断然ニカワですよねぇ。

そういえば友人の奥様で、家に蟻が入り込むとセメダインでかためちゃう
方がいらっしゃいます。あれが一番いいのだとか・・・色々な使い方がある
んですねぇ、接着剤には。

ガキの時分、友達にボンドをポンドと言う奴がいました。
彼はセメダインをセメンダインとも言っていました。
かわいい、いいまつがいですねぇ。


↓ 謎のキンタボンドについて追記いたしました。

posted by かまなりや at 17:21| 普請・作事・造園